羽田といえば何を思い浮かべますか。
私は「羽田」といわれると真っ先に頭に浮かぶのは
オムレットです。
空港にある銀座千疋屋で売っているオムレットというお菓子のことです。
簡単にいえば、「まるごとバナナ」なんですが・・・
残念ながら私はまるごとバナナは食べたことがありません。
千疋屋のオムレットは、通年販売されているバナナオムレットに加え、
季節ごとにモンブランオムレットやマンゴーオムレットなどの
バリエーションもあります。とにかくおいしいんです!
私は飛行機に乗る前にこれを1個だけ買って
機内サービスのコーヒーと一緒に食べるのが楽しみなんです。
千疋屋の方も心得たもので、ひとつ買うと
「機内でお召し上がりですね」とスプーンやお手ふきをつけてくれます。
話はそれますが、「今日は機内サービスまでに眠ってしまいそう」
と思ったら搭乗してすぐに食べることもあります。
搭乗してすぐにオムレットをパクつく怪しい女にも
JALのお姉さん(ときどきおばさまのこともある)はとっても親切。
さっとお手ふきを差し出しながら
「お飲み物をお持ちしましょうか」とにこやかに聞いてくれます。
しかしそこは同じ働く女として(あっちは“同じ”だなんて思ってないでしょうが)
「お願いします」なんて答えるわけにはいきません。
搭乗後の慌しい時に飲み物ごときで手間をとらせるのも悪いので
「飲み物あるんでけっこうです」と断る私。
「今日もいいことをした」とかなり自己満足にひたってしまいます。
そんなことはどうでもいいのですが、
私の空の旅に欠かせない存在であるオムレット。
先日も、出発ロビーへのエスカレーターを上がってすぐの千疋屋へ
うきうきで歩み寄りました。
ところがショウケースにオムレットがない・・・!!
あるのはフルーツが上にのった杏仁っぽいものだけ。
いつもショーケース上段の真ん中に陣取るオムレットちゃんはいずこへ?
「あの~・・・今日はオムレットは・・・?」と尋ねると
「ないんですよ」と店員さん。
「オムレットを作る機械が壊れたらしくて」
と意外な理由を教えてくれました。
って、あーた、
町の商店街の豆腐屋じゃあるまいし!
機械がこわれたって、そんな単純な理由で製造中止ですかい?
(別に「うどんですかい」とかけたわけではありません)
「いつまでないんですか?」と聞くと
「2週間くらいと答えるように会社からは言われてます」
花形商品が2週間も欠品だなんて!!
おおごとですよ。
というか、千疋屋さん、
オムレットを作る機械は1台しか
なかったんですか?
これを機にぜひもう1台の導入を検討してください。
製造中止が続くようなら
ヤマザキの工場のまるごとバナナの製造ラインを
ちょっくら貸してもらってでも作ってほしいものです。
オムレットが食べれると思ってルンルンで羽田に向かった
私の食いしん坊心をわかってくれてますか?(涙)
オムレットのない空の旅だなんて
まるで敬嬪のいない「女人天下」ですから!
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