大妃(元敬王后)を抱きかかえた世宗は仁王寺(インワンサ)へ連れて行きます。
仁王寺の前には、大妃に看病してもらった民たちが祈願のために集まりました。
全国の寺で快復祈願をさせよ!王命だ!と世宗に命じられた右副代言イ・スが
仏事を命じる書類に判を押したのをキム・ムン(チョ・マルセン手下)が密告。
重臣に責められたイ・スは「親への孝行は儒教の徳です!」と言い返します。
仏事を行いたい世宗は投獄中のピョン・ゲリャンを頼りますが、一蹴されました。
兵曹判書チョ・マルセンは「国内の混乱は隙を生じるから女真族警戒が必要」と、
中軍都総制チェ・ユンドクと工曹参判イ・チョンを北三道へと向かわせました。
自分の側近は都へ残して王様の部下を遠方へ送るのか?と怪しむ上王・太宗に、
企んでいるのは「王の交代」だとチョ・マルセンが打ち明けて屁理屈を並べます。
「賢者だと思ったから臣下は王様を選んだのに、勝手ばかり。試験は終わりです。
私は上王様にお仕えしています。再び上王様が統治なさってください・・・」。
御医との会話を聞いた孝嬪は、上王・太宗の余命が短いと知って大ショック。
余を責めることで意気を保ってきた大妃には話すな・・・と上王は涙を流します。
次に仁王寺へ見舞いに行って「西から日が昇るのでは?」と大妃をびっくりさせ、
これまでのことを詫びて「今こそそなたと政治を行いたい」と持ちかけました。
“政治の同志”が響いたのか、大妃は世宗に仏事をやめさせ、宮殿へカムバック!
看病をしてくれる孝嬪に上王のことを大妃が頼み、孝嬪が憎まれ口で励まします。
仏事を取りやめると宣言した世宗が「そなたの勝ちだ」とマルセンに笑いかけると
ピョン・ゲリャンを呼び入れ「寺への規制は続けるが民を乱暴に扱うな」と命令。
仏教の広がりを止められなければ臣下の責任だからね♪と難題を任せました。
「夫を憎みたければ憎みなさい。でも疲れたら国母であることを思い出しなさい。
国母がこの国でもっとも哀れむべき民は、国王かもしれないのだから・・・」。
死期を悟った大妃が王妃(昭憲王后)を諭し、部屋の外で聞いた世宗が泣きます。
久しぶりに外の空気を吸う大妃と上王・太宗に、イ・スが書類を差し出します。
「大妃様の言葉が政策に役に立ったので公布前に裁可をいただきたいそうです」。
国是は守りながらも民の心から自由は奪わないという、その書面を読む大妃。
すべてに満足できなくても息子のためと思って裁可してやるのだ・・・と上王。
上王の胸に抱かれた大妃は「私たちの息子はあなたより立派な王になります」。
こうしてついに息を引き取った大妃を上王・太宗が心の中でいたわるのでした。
「賢い妻であり、心の広い国母だった。そして生涯を共にした私の同志だった」。
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なんで韓国であまりヒットしなかったのか~残念でなりません。