チャンヒビン第100話「万事は正しきに帰す」
禧嬪が死んじゃう最終回です!王世子に会いたい・・・とつぶやいて力尽きそうな禧嬪の前に王世子が登場。
息子の姿を見届けた後、禧嬪はついに息を引き取ります。
粛宗は何も言わずに立ち去ると、部屋でさめざめと泣いた後、東宮殿へ。
国王としての威厳をもて、恨みをもつなら父を恨め・・・と
眠ったふりをしている世子の手を握って話しかけました。
禧嬪の死に方を責めているのは、淑嬪チェ氏付きのパク尚宮。
大罪人でさえ毒薬をもらえば静かに飲むのに!と禧嬪の抵抗を批判します。
一方、燕山朝のような悲劇が起こればグム王子の身が・・・と案じるチェ氏。
王世子が廃位される可能性を口にしたパク尚宮を叱りつけました。
禧嬪が死んだら、さあ次はヒジェの番。
まずはミン・オンリャンとキム・テユンがチュリの刑と骨砕の火刑を受け、
キム・テユンがヒジェの罪をぺらぺら話し出したのでヒジェの処刑が決定します。
自分の唯一の盾である伯父ヒジェを守りたい王世子はチェ氏に会いに行き、
時間がたってもこの王命が正しいと言えるのか?と脅すような発言をします。
そんな王世子の抵抗も空しく、禧嬪の処刑から半月後の粛宗27年10月29日、
軍器寺の処刑場でヒジェがこの世を去りました。
これ以上の血は流すべきでない主張し、ミン・オンリャンの救命を求めるチェ氏。
けれども粛宗は目の前にあるたくさんの上奏を指し、
王世子廃位を企んだ罪でキム・チュンテクを弾劾する上奏もあると言い、
真相究明はしなければならないと言い切るのでした。
禧嬪派から賄賂を受け取ったことで罪を受けたくない都承旨が
老論派がのさばるのを抑えるようナム・グマンに迫っていると、そこへ王命が。
ミン・オンリャンらの尋問を都承旨に任せるという内容でした。
自分の罪を隠そうと二人を厳しく責め、チュンテクの名前を出す都承旨。
それはおかしいだろ!とミン・ジヌとチョ・テチェ(西人老論派)が
都承旨が賄賂を受け取ったことを暴露。都承旨は即流刑になっちゃいました。
我々の道は間違っていなかった・・・とミン・ジヌは夕陽を見ながらチュンテクに話し、
もし困難があっても毅然と乗り切ってほしいと言います。まるで青春ドラマのよう♪
結局、ミン・オンリャンは斬首され、キム・テユン、ナム・グマンは流刑に。
人倫を犯して王世子廃位を狙ったとしてキム・チュンテクも流刑になります。
チェ氏父とチャグンアギと息子フィがチュンテクを見送り、これで獄事は終了です。
禧嬪チャン氏(享年39歳)や南人派などが処刑されたこの事件は、
辛巳獄事(シンサオクサ)または巫蠱(むこ)の獄と呼ばれるそうです。
不本意な死をとげた禧嬪ですが、王世子の母なのでお墓が残っているとか。
その1年後の粛宗28年、お庭には仲良く弓を射る王世子とグムの姿が。
ヘタな絵に向かって矢を射るなんて、禧嬪の呪いを思い出しますね~♪
そこへ粛宗とチェ氏、嬪宮もあらわれて家族団欒の光景が描かれます。嘘臭い~
と思ったら、
王世子がゴツめの男に成長。景宗となる即位式を迎えてます。
隣には王妃がいますが、亡くなった嬪宮の次に嬪宮になった人でしょうね。
晴れ渡った青い空には、息子の即位を喜ぶ禧嬪が浮かんでいます!
彼らを許す、どうか聖君になれ・・・と微笑む母・禧嬪の姿を見て、
息子の景宗は涙ぐむのでした。
―― 完 ――
※チャンヒビン登場人物の整理やつぶやきなどは今後
こちらで記事にしていきます。