第29話「虚偽の行為」
寵愛を奪われて悔しい趙合徳は班恬に嫌味攻撃しています。
そんなことを考える暇があったら教養を高めたら?と言われてさらにムカーッ。
辛い嫉妬を経験した皇后・飛燕は意外と冷静。対立したら不利よとたしなめます。
定陶からの助けもない、班恬が妊娠したら私たちに後はないとキリキリする合徳。
飛燕は成帝の輿をひれ伏して止め、一晩だけいただけませんか?と懇願します。
今日は私たちが出会った日です・・・という飛燕の涙に、成帝はついイタしちゃって、
なんと飛燕が懐妊しちゃいました。宴の席の成帝はさすがにバツが悪そうです。
皇帝の実の子なら皇女でもよいと皇太后・王政君はチクリ。
合徳は、“お払いしたほうがよい”と班恬からの贈り物にケチをつけて怒られます。
でもそれは飛燕の懐妊に疑いを向けさせないための合徳の思いやりでした。
案の定、王政君は一連の出来事にちょっぴり不信感を抱いているよう。
成帝は懐妊した飛燕ではなく合徳のところへ行き、宴での振る舞いをとがめました。
班恬には裏の顔があります!だからつっかかったのです!と訴える合徳。
成帝はコロッと騙されちゃって一夜をともにするのでした。
お金も体も捧げたでしょ!と淳于長に妹の復位をせっつく許謁(もと許皇后の姉)。
いずれ陛下が迎えにきますよと淳于長は許娥にうまいことを言いつつ、
無理やり迫って手篭めにしちゃいました。悪いヤツですねー
こらえられなくなった許娥が成帝の輿の前に飛び出て思いを切々と訴えるも、
姿を現したら命はない!と冷たく言われ、自分の立場を悟るのでした。
合徳が疑っていたとおり、飛燕の懐妊はやはり嘘でした。
本当に皇帝の子か?虚偽なら命を捨てるか?と王政君が飛燕に迫っていると、
許娥が池に身を投げたというしらせが入ります。(命は無事)
そして、寵愛を取り戻した合徳がまた班恬に皮肉を言っていると、班恬がつわり~。
王政君は安全な長楽宮に移させ、成帝も班恬のところに飛んでいきます。
再び危機に陥った姉妹は仲直りし、もう一度手を結ぶのでした。
スポンサード リンク