敬嬪が死んじゃう123話ですよ!!国と敬嬪のどっちをとるのかと王妃(文定王后)に詰め寄られ、世子にも迫られ、
それでも決断しない中宗に関係者全員が一丸で席藁待罪(ソッコデジェ)攻撃。
大妃(貞顕王后)は吐血してしまいますが、命をかけて座り込みを続けます。
この件は後で決めると中宗は約束し(またかいっ)、席藁待罪を中断させました。
さて尚州の敬嬪のほうはというと、
千日酒をもらってかなりポジティブモード。
福城君に至っては、敬嬪が宮殿に戻るときのお衣装を夫人に縫わせてます。
チャン・デインが流刑地のキム・アンロ(希楽堂大監)を訪ねて10万両を献上。
こんなはした金じゃなく置簿冊を持ってこい!筆者本は?と怒鳴られたので、
置簿冊は燃やされたし筆者本があればここへ来ず敬嬪を助けていたと答えます。
チャン・デインと希楽堂が結託したと商人ペクから教えられてもナンジョンは、
希楽堂大監から仕返しされるだろうが策はある・・・となぜか自信たっぷり。
ありったけの金を夫のユン・ウォンヒョンに渡せとエラそうにペクに言いました。
お面と木の札が吊るされた二度目の事件(假作人頭)の黒幕も見抜いています。
物騒な事件から世子を守るため希楽堂を召還してくれと判府事ユン・イムが直訴。
その事件の問招(すなわち拷問)は敬嬪の娘(翁主)の婿二人に及んでいました。
シム・ジョン(華川君)が厳しくした甲斐あって、無実の光川尉と唐城尉が自白。
次女・惠静翁主の夫・唐城尉ホン・ヨが死んじゃったほど過酷な取調べでした。
そして灼鼠之変と假作人頭之変で疲れ果てた中宗が、とうとう敬嬪の賜死を決意。
いつもは流されやすい中宗なのに敬嬪処分の請願は19回も拒み続けたそうです。
処分の王命に納得する大妃、単純なので喜ぶヒ嬪、深く考え込むようすの昌嬪。
ついに敬嬪が・・・と感慨深い王妃がいる中宮殿に希楽堂の高笑いが響くのでした。
都からの使いを、宮殿へ呼び戻されるものと思った敬嬪が喜んで迎えました。
でもそれは賜死の御命でした。
敬嬪最後の「メヤ!?」です。
「メヤ!?サヤ(賜薬)!?」と韻を踏んでいたのも憎い演出でしたね。殿下が私を殺せと命令するわけがない!嘘の御命だ!と部屋の中に逃げ込む敬嬪。
役人に引きずり出されて賜薬を与えられても、はねつけて口を閉じて拒みます。
さすが敬嬪!!抵抗しまくった末に口をこじ開けられて賜薬を流し込まれました。
甕からドバドバと附子湯をかけられムシロの上で息絶える寸前の敬嬪の脳裏に、
ナンジョンのカンに触る高笑いと王妃の高笑い(珍しい)が聞こえてきて、
中宗と初めて会った日、愛し合った日、権勢を誇った日、王妃と戦った日などが
わびしい音楽をBGMにしながら走馬灯のようにかけめぐるのでした・・・(涙)
この回はいつものナンジョンの顔アップを奪い、臨終した敬嬪のお顔で終了です。
この123話の最後の10分間を、私は何度繰り返して見たことでしょうか・・・。
「賜薬か?賜薬か?赦免か?赦免か?」と役人に問いかけるシーンなんて
緊迫感あふれていて悲しげでとてもよいです。(メイクも美しくキマってました!)
個人的には最終回よりもこの123話の最後10分間の敬嬪の最期ほうが好き♪です。
そして敬嬪に(というかト・ジウォンさんに)心からお礼とねぎらいを伝えたい!
この方がいなければこのドラマの面白さが半減していたかもしれませんもの。
ダブル主役(王妃と敬嬪)のうちの一人がいなくなって本当にさびしいです。
(私の中ではナンジョンはすっかり脇役扱いですが、間違っていませんよね?)
あ、どーでもいいのですが、脇役ストーリーも一応ご紹介しておきましょう。
山寺の部屋の戸に釘を打ち付けて科挙の勉強に励んでいたイム・ペクリョンは
訪ねてきたメヒャンを冷たく追い払います。涙を流すメヒャンもかわいいです♪
寺には留守のタンチュ僧侶を訪ねてきた謎の老僧(演技下手め)が居ついており、
なんと心の狭い男だ・・・とイムのことを思いながらそのようすを見ています。
メヒャンに助言を求められた老僧は「合格させたいなら別れろ」と告げました。