この記事でもちらりと書いていますが
「女人天下」と「チャングムの誓い」はともに中宗の時代を舞台にしたドラマです。
功臣たちについて気づいたことがあるのでざっくりと検証してみることにしました。
まず「チャングム」初回で若きチェ尚宮が大妃の食事によからぬものを仕込みます。
このときの時代背景は成宗時代(か燕山君時代?)だと思いますので
どちらにしても大妃=仁粹(インス)大妃のことを指しているであろうと思います。
チェ・パンスル商団は仁粹大妃に冷遇されていた一派と通じていたのでしょうね。
続いて第2話でチェ・パンスル商団が司憲府に踏み込まれたとき、
「イム・サホンの配下だ」とはっきり答えて威嚇しています。
ということはイム・サホンとつるんでいたと思ってよさそうです。
いかしイム・サホンをチェ・パンスルが見限ったのかどうかはわかりませんが、
「チャングム」第4話によると料亭に通うオ・ギョモを見て「大成する」と見込んで結託。
(おそらく商団の資金を流すことで)中宗反正に協力しました。
そしてこのオ・ギョモは敬嬪派で間違いないと思います。
なぜならチェ尚宮と兄パンスルがオ・ギョモの出世を喜んだり、
オ・ギョモが朴元宗(パク・ウォンジョン=平城君)派だという会話があるからです。
パク・ウォンジョンは中宗反正で活躍した人で「女人天下」敬嬪の養父。
なのでチェ・パンスル商団がヘーコラ付き従っているオ・ギョモは、
「女人天下」の止亭大監(ナム・ゴン)や華川君(シム・ジョン)的な人かなと。
ところが「チャングム」の背景はもっと複雑に設定されているのでしょうか。
第5話でチェ尚宮のおばで水刺間(スラッカン)最高尚宮が退くことが決まり
次の最高尚宮に誰をすえるか話し合っているときに
「あの人はナム・ゴン派だから(ダメ)」「あの人はシム・ジョンの親戚だから」と
候補に挙がった尚宮を次々に却下していくシーンがあります。
ということは、同じ敬嬪派とはいえども大監どうしでは牽制し合っていて、
オ・ギョモはナム・ゴンでもシム・ジョンでもない別の勢力者なのね~と思いました。
(しかもオ・ギョモったら科挙も受けずに遊びほうけていたとか!?)
第10話では「王妃様のおなかの子を女に変えるお札」を仕込むのを
チェ一族が手伝いますので(敬嬪の名前は出てきませんが)、
「女人天下」のエピソードを思い出すにつけ(フィクションとは承知していますが)
オ・ギョモやチェ一族はこの時点ではやっぱり敬嬪派かな~と思います。
そして「チャングム」後半にいくと(たぶん敬嬪は粛清されているので)
チェ一族は大妃(貞顕王后)派=元子派となったようです。
文定王后とその大君は王にしないぞ!ってな派閥のはずなので、
チェ一族は反ナンジョン&反ウォンヒョンってことになりますね~♪
今後DVD化によって「女人天下」がメジャーになれば
「チャングム」との関連を詳しく解説される方も現れるかもしれません。
私の気づき程度のことで申し訳ありませんが、メモがわりにアップしておきます。
※アクセスしてくださっている方、ご訪問ありがとうございます。
そしてたいへんお久しぶりです。
帰宅が遅い日が続き、書きかけの記事はあるのですがアップできていません。
BGMがわりにGyaoのチャングムを流していて気づいたので更新してみました。
近日中にあらすじ類を更新しようと考えております。その際はよろしくお願いします。