高麗復興勢力ムビが世子(後の譲寧大君)に放った矢には、檄文(げきぶん)付き。
太宗(テジョン)が貢物や世子人質を画策していると告発する檄文に世子は憤り、
宗廟から脱出しようとしますが、孝寧大君(ヒョニョンテグン・二男)が幽閉します。
世子の座は私にも奪えます!という孝寧大君の言葉には別の思いがあるのかな?
さらに孝寧大君は、王室会議を開くべき!と上王・定宗に訴えています。
太宗は成均館の儒生の仕業と決め付けて兵を送ります。
儒生が世子のほうを慕うのが悔しいのでしょ?と元敬(ウォンギョン)王后。
兵曹判書イ・スクボンやイ・ジョンムが儒生を鎮圧しようとしたとき
礼曹判書ファン・ヒが駆けつけてきて、勉強しなおせ!と上奏文を燃やします。
ファン・ヒは杜門洞(トゥムンドン)事件を思い出していました。
朝鮮建国に反対する高麗遺臣72人が住む杜門洞に太祖イ・ソンゲが火をつけ、
すぐ杜門洞をでてください!とオク・ファンに叫んだ若き日のファン・ヒ。
その頃成均館学官を辞め杜門洞にいた彼は、入朝を約束して生き残ったのでした。
人殺しが王になるのだぞ・・・と師らしき人から言われたファン・ヒが、
生き延びて王から刀をとりあげるのです!と主張する中、無残に火が放たれます。
この事件により「杜門不出」という言葉が生まれたそうです。
高麗を守るために命を捨てたあなた方にそっくりな儒生を私はまたこんな目に・・・、
私に国を守る資格があるのか・・・と自分に問うファン・ヒでした。
熟手(スクス)に化けて太平館に潜り込んだユン・フェは、オム・ジャチに合図し、
密使が朝鮮人に化けて明へ運んでいた書簡を奪わせます。
それには、倭より朝鮮を征伐する必要があると書かれていました。
忠寧大君(後の世宗)が太宗に報告すると、最近ちょろまかと動きまわってるけど
お前も権力がほしくなったのか?と問われるのでした。
部下がひどい姿になって戻ってきた!と抗議する勅使ファン・オムに、
朝鮮人だと思ったのでしょうねえ~なんで変装を?と太宗はしらばっくれ、
貢物調達に国中が大変で治安にまで気を配れないんですよと嫌味も忘れません。
王族と重臣による会議が開かれ、上王・定宗は世子を人質に!と主張します。
なりません!それなら私を人質に!と孝寧大君(二男)。
それならまず孝寧大君が世子にならなければなりませんね、
王子なら誰でもよいというのなら庶子の私が行きますよと敬寧君(孝嬪息子)。
何も発言しない忠寧大君を、直系の王子なのに情けないと上王が評します。
なんで余計なこと言うの?と後で孝嬪(ヒョビン)から叱られた敬寧君は、
二人(世子と孝寧)を消せる絶好のチャンスですよと答え、母を喜ばせました。
誰を人質にやるか、廃位が必要なのか・・・重臣たちの会議は荒れに荒れます。
上王・定宗はお気に入りの孝寧大君を王位につけたいよう。
敬寧君警戒の必要は感じていても、忠寧大君のことは意に介していませんね。
料理に手をつけないファン・オムに、何をご希望で?とニセ熟手ユン・フェ。
すると龍旺郡(高麗時代の地名)で食べたソバ粉餅(非常食)を欲しがります。
ファン・オムのことを調べよう!と思った忠寧大君とユン・フェは、
絵描きにファン・オムの子供の頃の顔を(想像で)描かせ、聞き込みを始めます。
世子人質をなんとしても阻止したい王妃は、ファン・オム暗殺を計画。
世子をおびき出せず、儒生の勢いもイマイチで、混乱が大きくならず、
ご機嫌ななめの高麗復興勢力首長オク・ファンは、ミン兄弟との取引を増やし、
検死しても証拠が出ないメフグの毒をミン兄弟のために調達します。
それは王妃を通じて太平館に派遣されているハン尚宮の手に渡りました。
しかしオク・ファンはそれを証拠が残る普通の毒とすりかえるつもりでした。
チョン行首の商団が珍味を届け、チョン・イルチが普通の毒を受け取り、
ハン尚宮が保管していたメフグの毒と普通の毒をすりかえます。
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