「いま朝廷には功臣・古参の官僚・集賢殿・内官や後宮の4つの勢力があります。
チョン・チャンソンら勲旧(フング)勢力をうまく利用しなくては・・・」。
的確に状勢を分析するハン氏(首陽大君息子の嫁)にハン・ミョンフェが感服します。
恵嬪ヤン氏(世宗側室)が首陽大君夫人ユン氏の“姑ヅラ”にムカつき中。
そのユン氏は端宗と王妃(定順王后)がまだ交わっていない(!)ことに気づき、
寝屋のことについて教えてあげてくださいと淑嬪ホン氏(文宗側室)に頼みます。
さらにユン氏は「王妃の懐妊を祈ってお子を授かれば仏堂を建てられるかも?」と
仏教興隆をエサにキム・スオン(信眉大師の弟)に懐妊祈願をさせました。
そして宮殿からの帰り道、ユン氏は嫁が滞在する桂陽(ケヤン)君の家へ。
ハン氏はつわりが重いふりをして寝込み、姉・桂陽君夫人は御医の診察を頼みます。
ユン氏は嫁ハン氏の手を取ると「邪悪な考えは子のために慎みなさい」と切り出し、
うるさい音や醜いモノはだめよと妊娠中の禁忌事項を細かく言い聞かせるのでした。
端宗の世継ぎを望むユン氏の言葉に、一瞬フクザツそうな表情を浮かべる首陽大君。
嫁のハン氏が宮殿に入って出産したいと言ったことや(←誰がバラした?)、
ハン・ミョンフェやホン・ユンソンに側女をあてがったことなどを妻から聞くと、
嫁のことを怒らずに豪快に笑い「嫁のことはそなたに任せる」と話しました。
そんな強欲嫁の夫である桃源君(トウォングン)は体調が悪いようですね。
朝廷では、功臣録から名前を削除してほしいとソン・サンムンが願い出ていました。
功臣録に大君の家僕や内官が載ったのが不満では?とチョン・チャンソンが推測。
首陽大君は、六曹と司憲府を若手に任せるという人事案を作成すると、
兵士の生活安定をはかるために軍事体系も改革したいとホン・ダルソンを呼びます。
固い表情だったダルソンは、殿下と私の命を預けるのだと言われると笑みをこぼし、
首陽大君とプチ不仲だった功臣たちの間に再び明るい笑い声が戻ってきました。
王妃の影響でヤル気になった端宗を首陽大君がどう思っているのかわかりませんが、
府院君ソン・ヒョンス(王妃父)に頻繁に宮殿に来ることを誘っています。
殿下に君主の自覚が出れば近いうちに嵐が吹くでしょう・・・と父に話す王妃。
そんな折、首陽大君の点数稼ぎをしたいチョン・チャンソンが恵嬪の追放を企み、
その動きを察したオム・ジャチ内官がさっそく恵嬪にご注進しつつ、こう言います。
「首陽を殺せという密命を受ければいいのです、前王の遺言を思い出してください」。
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