決起の直前に罷免されたイ・ギは、弁明の上書を出すため二人の息子と共に都へ。
そこへキム・ジャジョムがやってきて、上書を送らないほうがいいと止めました。
「罷免したので謀反のことは論じられないから上書を出すと怪しまれます!」。
しかしイ・ギは義挙するつもりはなかったという釈明の上書を送りました。
この文章がとても上手く、光海君は義挙の再論を禁じ、イ・ギの味方も現れます。
北兵使になったイ・グァルや訓練隊長イ・フンリプもそんなニューフェイス。
心強いメンバーを得たイ・ギは、2日後の3月13日に挙兵すると決意しました。
「前日12日の夜10時から12時に弘済院(ホンジェウォン)の森に集合しよう」。
王妃ユ氏に問い詰められたキム・ゲシ尚宮は、今回も謀反の可能性を否定。
三度も告発がありました!とせっつかれた光海君はついに審問の準備を命じます。
パク・スンジョン、イ・イチョム、ユ・ヒブンが義禁府に行くも、時すでに遅し。
反乱軍に突入され、「訓練隊長が内通してました!首謀者はイ・ソグです!」。
明日反撃しよう(byイ・イチョム)とか明日対策を立てましょう(by尚膳)とか
のんきな人たちですよまったく。私でもすぐ側近を集めて徹夜で対応しますけど。
宮女サムォルと逃げ出したキム尚宮はすぐに反逆軍に見つかって斬られました。
キム・ユ、イ・ギ、キム・ジャジョム、イ・グァル、イ・フンリプたちは、
光海君15年(1623年)3月13日の明け方、義挙を起こして昌徳宮を奪いました。
誰かわからん者に挨拶はできん!と楯突く男(ユン・ジギョン?)が登場です。
昌徳宮を留守にできない綾陽君がイ・ギとイ・ドッキョンを西宮へ行かせると
「この10年間、誰も来なかった。明け方に士官も承旨も同行せずに失礼です!」。
そこでイ・ギは都承旨と承旨キム・ジャジョムを連れ、大妃(仁穆王后)に面会。
次の王は綾陽君?王も承旨も勝手に任命したの?とさっそく大妃が鋭く突っ込み、
先王(光海君)やイ・イチョム一家の処分を求め、母を連れて来い!と命じます。
女の恨みは根が深いとの言葉をあらわすように意地を張り続ける大妃でした。
出陣前に綾陽君(後の仁祖)は夫人(後の仁烈王后)を抱きしめていました。
「もし昌徳宮から火があがらなければ、そなたも命を絶たなければならない」。
庭で必死に祈る夫人に、成功しました!と報告が入り、めでたく王妃様♪です。
トッポ僧侶いわく「京畿の兵を集めて討伐軍をつくれば謀反軍を倒せる」そうで、
従えた人数の少ない綾陽君は昌徳宮を離れて西宮へ行くことができませんでした。
やがて臣下の家を転々としていた光海君が捕まり、綾陽君が西宮で大妃に会うと、
「玉璽を私に渡しなさい!!私が玉璽を渡さなければ即位できませんよ?」。
玉璽は大切なのでイ・ギがビビっていると、幽閉生活の恨みつらみを大妃が爆発。
綾陽君は玉璽を大妃に渡させ、それを受け取り、16代王の仁祖になったのでした。
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