第38話 側室選び
ひとくちに内侍といっても、家から宮殿に通う「出入番(チュルイッポン)」と
宮殿内で王や世子に仕える「長番(チャンポン)」の二種類に分けられました。
宮殿外に家をもち、家門存続のために結婚して養子を迎える長番もいたそうです。
脚本家が同じせいか、
「王妃チャンノクス」でも同様の説明がありましたね。
チェ尚宮につづき今回はソンイの兄がソン内官に近づき、資金を出させることに。
次にソンイは「大王大妃の兄ユン・サブンに近づけ」とチェ尚宮に指示します。
朝廷では、ホン・ユンソンが領議政を辞め、同時に功臣たも退いた代わりに、
ユン・ジャウン、キム・グックァン、ハン・ベンニョンらが要職につきました。
ソンイが麻黄の葉を飲んで仮病を装った夜、成宗は昌徳宮に行きませんでした。
寂しく過ごした粋嬪(ジョン)は翌朝、大王大妃(貞熹王后)に泣いて謝罪。
「王妃のままでいいなら王の挨拶を受けれるようにしてあげる」と言われます。
この謝罪の効果なのか、今話でジョンが住まいを景福宮へと移したようですよ。
療養を理由に王妃(恭恵王后)が実家に帰され、後宮揀擇(カンテク)が開始。
「側室なんて素直で子供が産めれば家柄なんぞ不要」と考えている大王大妃は、
ジョンが「家柄も大切」と主張すると「そういえばソンイって娘がいたわね~」。
「おすすめできません」と答えるジョンに、「あの娘は両班なんでしょ?」。
じゃあ処女単子を出させましょう・・・と大妃(安順王后)が場をまとめると、
すでにお手つきなんだしそんなもの今さらいらないでしょ?と大王大妃が答え、
ジョンが部屋を出て行った途端に聞こえるようにイヤミな言葉を吐きました。
「自分は名門のつもりなの!?父親は姉を二人も明国に売って出世したのに」。
ジョンが成宗を叱り、「聖君になります」とイイ子ちゃんな成宗をますます溺愛。
大王大妃たちとお茶を飲みながら、「側室はユン・ホの娘がいい」と言ってます。
まだ家系図を入手できないソンイは、実家の母と兄を怒鳴りつけて積木くずし。
成宗がおわたりを我慢するので、大殿の屏風に隠れて会っちゃうソンイでした。