旅行代理店に行きました。
昔とは違って、とても美しい風景写真がガーンとある表紙や、
いかにも高級!を強調する表紙など、様々なパンフレットが棚に並ぶ中、
とても異彩を放つシリーズがありました。

各国美人代表コンテストとばかりに
外国人のお姉さまたちが表紙を飾るこのパンフレット。
旅行会社のあのパンフ棚にあると、
とにかくヘンなのです。
目立つのです。
近寄って見てみるともっとヘンなんですよ。
まず背後にある風景は、水彩画のような絵。
お姉さんたちの写真は心もち粒子が粗く、
余りよい写真とは思えません。
というかこの人たちの本業がモデルなのかどうかも不明。
私から見ると、高級感とは程遠い印象なのですが、
中に掲載されているツアーは激安というわけではありません。
“フレンドツアー”シリーズなので、
フレンドとしてモデルを登場させましょう!
といういきさつで作られたのでしょうか。
阪神航空という会社のパンフレットですが、
この社名もなんだか微妙といえば微妙(関係者さんすみません)。
たとえば西のほうの事情にうとい東北在住のご年配の方なんかは
「大阪のほうでは阪神航空という会社の
飛行機が飛んでいるのでは」と
勘違いする人もいるようないないような(いないかな?)
もしこのパンフレット旅行代理店に置かれておらず
どこか別のいかがわしい場所に置かれてあったなら、
別のサービス業のパンフレットだと思う人もきっといるはず・・・。
女子にあるまじきそんな想像もしてしまい、
個人的にはとても気に入ったので持って帰ってしまいました。
少なくとも私はこのパンフを見て「旅行に行きたい」とは
全く思わないんですけど、
旅行パンフは安い予算で店頭で目立つものを
作らねばならないと聞いたこともあるので、
そういう意味ではとっても成功しているのかもしれません。