「太宗大王-朝鮮王朝の礎-」の最終回までのあらすじをアップしました。
27話という異例の短さでしたのでささっと見終わりました。
原題「楸洞宮ママ」からすると主役は元敬王后ミン氏のようなのですが
最後まで視聴してもミン氏が主役という感じはほとんどしませんでした。
朝鮮王朝建国期の主要な出来事をぱぱっと描いた物語という印象でした。
ぶっちゃけて言えば「龍の涙」とほぼ同じ。
じゃあ「龍の涙」を159話も見るのはかったるいからこっちでいい?と聞かれたら、
私は自信を持って「アニエヨー!」と大否定して答えるでしょう。
なぜなら、ぱぱっとかいつまみすぎているので、
「龍の涙」である程度の知識を得ていなければわかりにくかったはず。
しかも字幕がかなり不親切なんです。
人名が出てこないのはもちろん(時折きまぐれに出てきますが)
会話中でも「なぬ?チョン大監がそう言ってたのか?」とか
「いえいえソン大監にはかないません・・・ワッハッハ!」などと
わざと人名を入れたりという気遣いのある丁寧な訳し方もしてくれません。
「龍の涙」で主要事件や登場人物を把握していたからこそ
スムーズに見られたしあらすじも書けたという気がします。
そのうえ日本語表現自体や漢字なども超古くさい!
このドラマの制作が1983年といくら大昔とはいえ
韓流ブームでDVDになったのは最近なんだから(そのはず)
日本語は普通レベルでいいのでは?と思うのですが・・・。
字幕で「允許ください」と出てくるのは初めてでした。
旧かな時代に育ったおじいちゃんが字幕を作った?という印象です。
とはいえその「古さ」を楽しみたい方にはおすすめです。
約30年前のドラマですので、今ベテランとなって活躍している
あの俳優さんや女優さんの「若かりし頃」がてんこ盛り!
ほとんど変わっていない方や、かなり激変している方などさまざまです。
ちなみに主役の太宗役を演じているのは「王と妃」のシン・スクチュの方。
現在は賢くておだやかそうな俳優さんですが、昔はちょいワイルドです。
それから、古さゆえ仕方のないことだと思いますが、
衣装もセットも簡素で「お金かかってません」ムードがビシバシ。
画面から漂う雰囲気もとにかくショボショボです。
暗いシーンを照明ひとつでぽつーんと照らす感じなどにも古さ満点。
(その分「当時(700年前)のリアル感」は強く感じられました・・・)
ですので、古さを楽める方にはおすすめですが(27話ですし!)
できれば「龍の涙」の後にご覧になったほうが理解がスムーズではと思います。
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やっぱりあらすじを読まれていてもスピーディーすぎなのがわかりましたか。
短いので仕方ないと思うのですけど
心理描写とか間や余韻というものがあまりないので
同じ内容を「龍の涙」で見ていると余計にそう思ってしまいました。
でもドラマ自体は(古さによるショボさはありますが)B級ではなく
ちゃんとまじめに作ったんだな~と感じました。
それでは、今後ともよろしくお願いいたします♪