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文宗の弟である首陽大君が、対立している重臣キム・ジョンソに互いの子供の縁談を申し入れた。首陽大君の娘イ・セリョンは、縁談相手のキム・スンユが従姉妹・敬恵公主(文宗の娘)の新しい講師だと知り、敬恵公主と入れ替わって講義を受け、やがて惹かれ合う。自分の亡き後、幼い世子(後の端宗)をキム・ジョンソに補佐させたい文宗は、敬恵公主とスンユの婚約を発表。首陽大君はスンユを襲わせるが、そのときスンユがセリョンと一緒だったことは知る由もなかった。
敬恵公主がスンユに姿を見せ、セリョンは宮女だったと告げる。首陽大君は朝廷に影響力を持つシン・スクチュの息子シン・ミョンとセリョンの縁談を進める一方、スンユを弾劾して敬恵公主との縁談を壊し、セリョンとスンユの交際を知ると、スンユを助けるかわりに関係を絶つことを約束させた。だが二人は偶然再会し、セリョンは使用人ヨリの名を騙って密会を続ける。敬恵公主はチョン・ジョンと結婚した。
文宗が崩御し、左議政として復帰したキム・ジョンソは王族を政治から遠ざけようとする。首陽大君は側近ハン・ミョンフェやシン・スクチュらとともにクーデターを決意。漢城府の判官であるシン・ミョンは、スンユやチョン・ジョンとの友情を捨てて協力する。首陽大君がスンユの命をも狙っていると知ったセリョンは血文字の手紙でスンユに危機を知らせた。首陽大君がキム・ジョンソの屋敷を訪ねて襲ったそのとき、手紙を読んだスンユは僧法寺に向かっていた。その後、首陽大君はキム・ジョンソ派の重臣たちを次々と始末した。
父と兄を失ったスンユが首陽大君を討とうとして取り押えられ、獄中に現れたセリョンの告白でついに彼女の正体を知る。首陽大君一派は幼い端宗を補佐するという名分のもと朝廷を牛耳り、安平大君を謀略にはめて賜薬を下す。さらにスンユが乗る江華島行きの護送船を沈めるが、スンユは命からがら逃れ、遊郭「氷玉館」で暮らし始める。
シン・ミョンとの婚礼の日、スンユに連れ去られていたセリョンは、彼が生きていたと知って喜ぶが、スンユの恨みは消えない。覆面をしたスンユが首陽大君を呼び出して矢を向けると、セリョンが飛び出て矢を受けた。婚礼に乗じて首陽大君を倒す計画を立てていた錦城大君やチョン・ジョンが捕えられ、敬恵公主は首陽大君に土下座して命乞いをする。親族を守りたい端宗は上王として退き、首陽大君に譲位した。セリョンは公主になるのを嫌がり、誰とも結婚しないと世祖(首陽大君)たちに断言する。
スンユが首陽大君派を次々と闇討ちし、現場に「大虎」という文字を残した。さらにチョン・ジョンや集賢殿イ・ゲらと世祖討伐を計画するが、スンユ以外のメンバーが捕えられてしまう。反世祖派が処分される中、席藁待罪した敬恵公主に免じてチョン・ジョンだけは流刑となった。臣下たちが上王・端宗の廃位を求め始めると、セリョンは親子の縁を切ると世祖に宣言。氷玉館でスンユと暮らし始めた。ところがシン・ミョンに見つかり宮殿に連れ帰られ、怒った世祖はセリョンをシン・ミョンの奴婢にした。
スンユがシン・ミョンの屋敷からセリョンを救出。光州の敬恵公主宅に身を隠す。しかしシン・ミョンに追跡され、偶然にもチョン・ジョンらが計画していた謀反が明るみになる。これにより、ジョン、錦城大君、魯山君(端宗)がこの世を去り、残された敬恵公主は男児を生む。復讐をあきらめないスンユは、セリョンと夫婦の契りを交わした後、咸吉道で反乱を起こす。シン・ミョンが咸吉道に派遣され、奴婢として同行したセリョンは、彼らの作戦を教えようと反乱軍のアジトに乗り込み、スンユと再会。官軍と反乱軍の激戦でシン・ミョンが命を落とした。
セリョンと敬恵公主が暮らす僧法寺を、悪夢でうなされる世祖夫妻が訪問。セリョンが妊娠していると知る。世祖の命を狙って僧法寺に侵入したスンユが、捕えられた。厳しい取調べを受けてもスンユは世祖を王とは認めず、義禁府の牢で息絶え、セリョンも後を追った。しかし実は二人は王妃(貞熹王后)のはからいで逃がされており、娘をもうけて幸せに暮らしていた。後年、そのようすを偶然に目撃した世祖は涙を流すのだった。
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