第17話 文字の力
世宗イ・ドとの取引に挑んだ右議政イ・シンジョクが、急に意見を翻しました。
さらに密本(ミルボン)の指示どおり、明日の科挙の問題を持ち出してアジトへ。
王が作ったのは日を西から昇らせる文字!数百年後には秩序が乱れてしまう!と
密本の本元(ポノン)カリオン(チョン・ギジュン)が文字の普及を危惧するも、
そんな先のことで?今がよければいいじゃん?的な右議政とプチ口論になります。
集賢殿も広平の命も差し出そうとしたのに!と世宗は取引不成立にお怒り。
どんな文字か知られてしまったんだ・・・と世宗も宮女ソイも推測しています。
このたびの科挙の小科には1万7025人が挑んだそうで・・・(多いんですね!)
世宗が感嘆したほど素晴らしい答案を出したソヨンという男が首席に選ばれます。
どの家門の者か?と世宗に問われたソヨンは、なんと泮村に住む奴婢でした!
「新しい文字が万民に与えられると聞いて出てまいりました・・・」。
(チャン・ヨンシルが大護軍になるときも大変だったという会話も出てきます)
ソヨンは受験できない身分なので国法にのっとって処分が下され、使役場送りに。
文字のせいだ!奴婢でも領議政になれるということだ!と両班は憤慨します。
カリオンに指示された若き儒生パク・セミョンはソヨンをグサリと刺した後、
熱に浮かされたように皆の前で大演説をかますと飛び降りて死んじゃいました。
戦場のような命がけの大騒乱に、カン・チェユンは文字の威力を思い知ります。
カン・チェユンの師匠でチョン・ドジョンの護衛だったイ・バンジ@ヨーダには、
主人であるチョン・ドジョンのオンナを愛していたという過去がありました。
太宗の腹心だったチョ・マルセンはその女をさらってイ・バンジをおびき出し
(チョン・ドジョン先生を助けに行って!と女は自分を刺して彼の目の前で死亡)
その間に太宗がナム・ウンの屋敷に討ち入りチョン・ドジョンらを倒したのです。
主人を守れなかったオレを殺してくれ!とイ・バンジは密本に頼んだそうですが、
じゃあユン・ピョンに技を教えろと指示されて武術を仕込むはめになったとか。
密本と縁を切りたいしユン・ピョンを弟子とは思いたくないイ・バンジですが、
カン・チェユンが密本に協力していると聞くと「彼を巻き込むな!」と反応します。
一方カン・チェユンは「師匠ならチョン・ギジュンの顔を知ってるはず!」と考え
イ・バンジを探しに北方へ旅立つことにし、その前に肉を食べにカリオンの家へ。
自分の家に立ち寄った師匠と弟子を、カリオンはわざと会わせることにしました。
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