第23話 頒布前夜
世宗いわく「右議政イ・シンジョクは貪欲だから人を引き込む力がある」そうで、
人を排除したら誰も生き残れないだろ?オレって先王よりも悪賢い?と笑います。
さて、新しい文字には「制字解(チェジャヘ)」という説明書(?)が必要。
万一に備えて記録したがるソイを世宗は止め、あえて記録させていませんでした。
「流布したら、カン・チェユンと暮らす家くらいは用意する」と約束しましたが、
カンがソイを養えればよいが・・・と生活力の心配までする気配りが笑えます。
9月上旬に民の前で文字を公布する!と世宗が宣言すると、臣下は大反対。
「吏曹は諺文庁(オンムンチョン)と正音庁(チョンウムチョン)の施行案を、
礼曹は科挙の試験科目にする試案を進めよ!」と命じるとまたまた反対されます。
すると世宗は、「朝鮮は議政府署事制なのだから三政丞が検討するのだよ♪」。
それでも反対するチェ・マルリに、右議政イ・シンジョクが怒鳴りました。
「三政丞で議論せよとおっしゃっているではないか!政丞の決定を待て!」。
このとき世宗とテレパシー目線を交わした右議政の表情がとてもイイです♪
結局チェ・マルリは辞表を書きました。(史実でもハングルに大反対してます)
ケパイ(カルペイ)とヨンドゥの行方を、カン・チェユンとチョタクが追跡。
テソン山のアジトでは、密本の本元カリオン(=チョン・ギジュン)が、
公布のときに襲撃するから毒を塗った矢や槍を用意しろと指示しています。
文字を知る者は殺す!と宣言したカリオンにとって幼いヨンドゥも例外ではなく、
兵がヨンドゥを連れ出して首を絞めようとしたところでカン・チェユンが救出。
ヨンドゥにアジトの情報を聞いたカン・チェユンは、内禁衛たちと突入します。
集賢殿シム・ジョンスの要求どおり、ソイを連れて密会場所へ行ったカリオンは、
密本の書と名簿をすんなり渡すと、「解例(ヘレ)はどこだ?」と聞きました。
シム・ジョンスが答えかけたとき、明の女剣士キョン・ジョクヒと手下が登場。
ユン・ピョンはソイの手首の縄をほどき、カリオンと一緒に逃げさせました。
二人を追う女剣士ですが、ケパイが現れると命乞いしてさっさと逃げちゃいます。
(元の勢力下の突厥族の傭兵部隊にいた、誰も勝てない天下無敵のカルペイとか)
明の手下に連れ去られたシム・ジョンスは、途中で逃げて崖から飛び降ります。
アジトに内禁衛が踏み込んだと知り、あなたの負けよ・・・と勝ち誇るソイ。
はたと気づいたカリオンがすぐさま命じます。「お前が解例なのか・・・殺せ!」
スポンサード リンク