韓国ドラマ「馬医」の最終回までのあらすじをアップ完了しました。
最終回は特に何も起こらず、ハッピーエンド総特集♪って感じでしたね。
「医療」はイ・ビョンフン監督が個人的に好きなテーマなのでしょう。
「大長今(チャングム)」や「ホジュン」(未視聴ですが)よりもさらに
医療と命の尊さをとことんまで描きました!という内容でした。
「チャングム」を初めて観たときのハラハラドキドキには及ばなかったものの、
イ・ビョンフン監督の世界が好きな方には期待を裏切らないドラマだと思います。
私が最近見た立身出世モノとしては「キム・マンドク」があるのですが、
やはりどこもかしこも全然ちがう完成度でした。(お金も違うでしょうね)
ただし正統派史劇や「卑しい輩」ワールドが大好きな人には
悪役が単純すぎておもしろくないであろうとは思います。
まあ全く性質の違うドラマなのでこのあたりは仕方ないですよね。
でもイ・ミョンファンはもう少し複雑なキャラにできたと思うんです。
悪事がバレたときや焦ったときの演技があまりにもオマヌケ悪役で残念。
友人を陥れたことへの苦悩や悪事を重ねることへの迷いなど
もう少し繊細に悩むキャラにするともっと魅力的だったのではないでしょうか。
いつも目を見開きつつ小さくわなわな震えていた首医女チャン・インジュの方は
ちょっぴり幸薄そうな美人な方でけっこうハマり役だったような気がします!
もしチャングムファミリーでやるならホン・リナさんがぴったりな役ですよね?
主役のペク・クァンヒョンを演じたチョ・スンウさんという方は
ひょうひょうとしていて軽やかで不思議な魅力の方だと思いました。
(途中からは「トシちゃん」を感じて仕方なかった私ですが)
カン・ジニョンの方は、賢い医女という役柄にはぴったりなのでしょうね。
でも画面に惹きつけるオーラがあったかというとちょい微妙~な気が。
ファンの方すみません、イ・ヨウォンさんは好きなお顔なのですが、
個人的に役者としてはビビビとこない方なのかもしれません。
「善徳女王」よりはハマり役だったと思います!
ちょっと不満というか「もう少しキレ味がほしかったなー」と思うのは
エピソードの数々がこれまでのイ・ビョンフン作品とモロにかぶっていること。
修行を重ね方、自分の体で試すこと、困ったときの清国行き・・・などなど
同じ方の作品なだけあって大から小まですべてが共通していますね。
たとえファンでも飽きてくる方がそろそろ出てくると思います。
「水戸黄門」的にいつも金太郎飴な世界もアリなのかもしれませんが・・・。
それにしても韓国ドラマって、史実として低い身分の出身だと明らかなキャラを
「本当は両班」「本当は王族(女人天下)」という設定にするのが好きですよね。
特に「女人天下」のナンジョンなんて父が両班なのだからそれでよさそうなのに
それでも足りずに王族パルングンの娘にしちゃったりしてましたし。
最後になりましたが、血が苦手な方、飲食しながら視聴される方、
くれぐれも遠慮なしの手術シーンにはご注意くださいませ!
私が一番笑えるシーンは(何度も回想で出てくるのでチェックしてください)
2話で生まれたばかりのクァンヒョンをペク・ソックがジニョンとすり替えたとき
ジニョンの髪がめっちゃくちゃ黒々とボーボーしていたことです!
でもドラマの中ではジニョンは生まれたばかりじゃないし
緊迫した状況でペク・ソックが髪を切る時間もなかっただろうしということで
あえてのリアリティ演出だったのでしょうか?
もしそうなら見抜けなかったお役人さんの目が節穴だったってことですかね。
スポンサード リンク