初回なだけあって世界観演出のためのハリキリもあるのでしょうが、
かなりの数の医学用語や医書の名前が出てきました。
(こういう用語が多いとあらすじ書くのに時間がかかるんです・・・)
とりあえずメモ的に列記しておき、読み方や意味がわかれば順次追記します。
★腸満(チャンマン)
腹腔に液体がたまる症状。イ・ミョンファンの父親(馬医)は、昔の電話の受話器のような聴診器を馬の体にあて、口に石を詰め、鍼を打ち、灸を据えて排泄させて治療していた。
★典医監(チョニガム)
宮中の医学教育担当機関。イ・ミョンファンやカン・ドジュンはここに入って医生となった。
★首医(スイ)
首席医官。首医は医療機関を束ねる筆頭責任者であり、御医は国王を診療する医官。同一人物が務める可能性は高いが、立場としてはイコールではないもよう。とにかくエライ人ということには間違いない。
★内景試験
おそらく典医監の医生から医官になるための試験。カン・ドジュンは首席(科挙も壮元だったので当然か)、イ・ミョンファンは次席で合格した。
★滅火軍(ミョルファグン) ※医学用語ではない
消防隊。イ・ミョンファンが内医院の書庫に忍び込もうとしていたときに滅火軍が通って驚いて隠れていると、カン・ドジュンが現れて「あれは滅火軍。宮中にいるのが兵士だけとは限らない」と教えてやった。
★『黄帝内経』『千金要方』『郷薬集成方』
いずれも書物の名。イ・ミョンファンたちが手に取って感動していたことから、入手しづらい名著と思われる。
★『本草衍義(えんぎ)』
中国(宋代)の医学書。全部で20巻から成り、470種類の薬草を解説したもの。医生にとっては垂涎モノの書らしい。
★『不死燔鍼録』
燔鍼(ポンチム)とは火で熱した鍼のこと。吏曹判書キム・ジャジョムと医員イ・ヒョンイクがこの書を手にアヤシイ実験の相談をしていたことから、毒やら鍼やらのことやらが書かれてあると思われる。
★『景岳全書』
明の名著で入手困難な珍本。世子妃・姜嬪(カンビン)の手当てをしたお礼にと、昭顕(ソヒョン)世子がカン・ドジュンに下賜した。
★『鍼灸銅人経』
こちらのページにまとめています。
★子腫(チャジョン)
妊娠中毒。ペク・ソックの妻が苦しそうにしていた原因。
★虐疾(ハクチル)
マラリア。昭顕世子の病因と聞いたカン・ドジュンは「長らく異国(この場合は清国)に住まれた方が風土病にかかると思えない」と反論していた。