「馬医」48話では、カン・ジニョンの免賤を認めてやりたい顕宗が
春秋館(チュンチュグァン)に命じて昔の記録を探させるシーンが登場します。
春秋館とは、政治の記録を残したり、史書を編纂したりする機関。
1401年(太宗 1年)に芸文館から分離して春秋館として独立したようです。
ほかの歴史ドラマに出てきた例としては、
「トンイ」で譲位を決意した粛宗が春秋館にある過去の事例を調べさせたり
(同じイ・ビョンフン監督の作品なだけあって活用法が一緒ですね♪)
それから「龍の涙」ではバンウォン親分(太宗)が
遠まわしに脅して『高麗史』を修正させたときに登場したような・・・。
で、会議で史官が読み上げる「重臣イ・ソクサン殺人事件のご褒美」について
どーせフィクションなのよね
とてっきり思い込んでいたのですが念のため一応調べてみようと思い、
巻き物の字を頼りにイ・ソクサンのことをチェックしたら、
なんとそのとおりの出来事があったようなので驚きました。
ドラマでのセリフや巻き物情報とぴったり合致する
1456年(世祖2年)丙子年の正月(1月)の壬午(イモ)日12日のこと、
イ・ソクサン(李石山)事件について全く同じ褒賞が通達されており、
官職がある者は三段階昇進、(無官の人は正八品に)、奴婢は免賤とあります。
イ・ソクサンは重臣ってわけではない気がするのですが父上がエラかった?のか
ただの事件じゃない!ということでこのような「WANTED!」がなされたようです。
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