第29話 忠誠の誓い
ソンイを世子付きにしたいチェ尚宮は、提調尚宮パク尚宮に異動をお願い。
なかなかタヌキなパク尚宮は「ソン内官」を理由にのらりくらりとかわします。
ここで説明ナレーションが入りました。内侍府には二人の長官がいたそうで、
一人(この場合はチョン・ギュン)は大殿・中宮殿・大妃殿などの専任で、
もう一人(この場合はソン内侍府事)は内侍府全体を管理していました。
位が高いのは前者ですが、余禄が多いのは行政を担当する後者だったとか。
チョン・インジ、ハン・ミョンフェ、シン・スクチュたち元老は譲位に反対。
世祖は彼らに「世子の師となってくれ」と頼み、世子への忠誠を誓わせました。
こうして政務は世子に任せられ、朝廷は亀城(クィソン)君やナム・イの天下。
王妃(貞熹王后)、王妃兄ユン・サブン、弟のユン・サフンは大喜びですが、
ハン・ミョンフェとは一応和解しといたほうが・・・と弟が王妃に助言します。
ソンイの目に入ったゴミを取ってやろうとした者山(チャサン)君が顔を接近。
目撃した桂陽(ケヤン)君夫人はソンイをお仕置きし粋嬪(ジョン)に話します。
者山君の夫人(ハン・ミョンフェの娘)は体が弱い上、心身ともにまだ子供。
当然のことながら、この幼い夫婦に子供ができる気配など全くありません。
そこで粋嬪は、嫁を休養と称して実家に戻し、ソンイを侍女にしようとします。
もう冠礼も済ませた宮女なのに、なぜか王妃はソンイの辞職を簡単に許可。
チェ尚宮は猛反対ですが、ソンイは挨拶もしないでとっとと出ていきました。
実は王妃はジョンを破滅させようと企んでおり、チェ尚宮と手を結びます。
一方で、老獪なパク尚宮はジョンにもすり寄っており、未来の保身を忘れません。
世子が頼もしい君主ぶりを発揮する中、世祖が倒れ、宮殿の扉が閉ざされました。
亀城君はナム・イの主張を認め、ジョンとハン・ミョンフェの屋敷に兵を派遣。
ものものしい雰囲気にもめげず、気丈に二人の息子に勉強させるジョンでした。
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