尚瑞院直長キム・ジョンソ(三峯会メンバー)が屋根に登って抗議の大演説。
太平館の前では儒生が座り込み、民も大集合(高麗勢力オク・ファンが扇動)。
官吏である軍器監たちも反発を示していました。
征伐すべきは倭国より朝鮮だな・・・と憤る明の勅使ファン・オムが帰国を決定。
朝鮮側では、こっちの情報が漏れているんじゃ?とスパイの存在を疑い始め、
セギ婆のところにいた内侍が捕らえられます。
宗廟に幽閉中の世子(後の譲寧大君)は、その間も庶子いじめを怠りません。
茶礼(タレ=先祖供養)に来た敬寧君を、茶器を割って追い返しています。
世子の幽閉を解けと太宗(テジョン)に主張する上王・定宗(チョンジョン)。
世子を気に入らないはずの定宗がなぜ?と怪しむ元敬(ウォンギョン)王后。
四面楚歌の太宗は、明への抗議活動真っ只中の太平館へみずから赴きました。
未熟な王のために苦労をかけるな・・・と儒生に声をかけて茶を差し出し、
民には衣類をかけてやる王に、儒生と民は驚いてひれ伏します。
予想外の成り行きに、高麗勢力手下ムビも、太平館を襲えずじまいでした。
自分の登場で太平館前の空気がすっかり変わり、民の抗議が収束。
捕らえられた仲間の解放を条件に、儒生たちも座り込みを中止します。
(ただし、キム・ジョンソだけは解放されませんでした)
太宗は忠寧大君(後の世宗)の言葉を思い出していました。
「民心のために一度だけ折れてください、
片時もお前達を忘れたことはないという真心を見せるべきです・・・」。
太宗はファン・オムとの会談にこぎつけ、上納品も世子の人質も考慮すると約束し、
有能な女官を遣わしますし、女楽も呼びますよ~とご機嫌とり。
目論見どおりに進まないオク・ファンは怒り、世子を襲う作戦に切り替えます。
検査されたチョン・イルチ(チョン行首の甥)の衣類から毒薬が発見されました。
拷問にかけられたイルチは、自決するために持っていたと告白。
明の命令か?と聞かれると、シム・オン様(忠寧大君義父)ですと答えます。
明で虐げられ、戻ったら疑われるとは・・・と話すイルチ。辛そうなシム・オン。
そこへ尚膳ノ・ヒボンが現れ、拷問を中止させ、内侍を太平館へ派遣。
スパイ疑惑の彼らを隔離した上に明の機嫌もとれるとはいい方法なわけで、
礼曹判書ファン・ヒとシム・オンは、誰の考えなんだ?と問うのでした。
はい、もちろん忠寧大君の発案だったようです。
内侍のほとんどが明と通じているとン・フェから聞いた忠寧大君は、
内侍を集めてそのことを指摘。しかし責めるのではなく内侍らに謝るのです。
弱国の民ですまなかった、これまでのことは水に流す・・・と。
こうして忠寧大君は、得意の温情作戦でほとんどの者を懐柔しちゃったようです。
ユン・フェは熟手(スクス)に化けて太平館に忍び込び情報収集を始めます。
ここへきて太宗は、世子の人質も仕方ない、他にも王子はいると言い出し、
王妃は大反対!それを聞いた側室・孝嬪(ヒョビン)は喜びます。
ハン・ヨンノ(ダヨン父)は高麗復興勢力のワン・アンに協力すると返事をし、
長旅にヨンシルを連れて行くことにします。必ず帰ってきて・・・と泣くダヨン。
その頃ムビは、世子に向かって矢を放ちました。
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