「廃妃したければすれば?そのほうが王妃にとっては幸せかもしれないし♪
でも新しい王妃を迎えたらまたその外戚を始末して別の血を流さなくちゃね♪」。
夫で上王の太宗に自分の兄弟を殺されまくった大妃(元敬王后)が嫌味三昧中。
“最大の政敵”である上王とサシで話をしにいった世宗はこう申し入れました。
「義父シム・オンはあきらめますが王妃は守ります。粛清はこれで最後に」。
なかなか取引がうまくなったな~と後で評価しているやっぱり上王が怖いです。
ファン・ヒを訪ねて再び復帰を求めた同副代言ユン・フェはまた断られますが、
上王様は殿下に政敵を排除する仕方を教えているのだ・・・と言われます。
廃妃に反対してくれたイ・チョン、チョ・ヘサン、チェ・ユンドクたちに世宗は、
敵は政敵でなく外敵だと述べ、老臣を斬れというユン・フェの訴えも無視。
義禁府に横たわるボロボロのシム・オンの姿を遠くから見て涙を流しました。
今回もひょうひょうと笛を吹くメン・サソンには苦しい思いをこう吐露します。
「政治を遊びのように楽しんだ劉備を見習えと言われたが、彼も苦しんだはず」。
公主ジョンソと大君ヒャン(後の文宗)との別れを惜しむ昭憲(ソホン)王后。
そばに控えていた女官イソンが(結局は何も処罰なしだったのでしょうか??)
あの件は何も知らなかったことにして私を牢に入れてください!と願うも拒まれ、
さらに中宮殿を訪れた世宗の前で「父上は母上をきっと守ってくれますよ!」と
あてつけがましくお子たちに言い聞かせるイソンが出すぎていてウザいです。
父シム・オンに最後のお別れを言うために、王妃が義禁府を訪れました。
なぜ王妃さまがこんなところに?とおどろくパク・ウンとユ・ジョンヒョンに、
私のことを王妃ではないといったのはあなたたちですと王妃がチクリと嫌味返し。
目を開けたシム・オンは「国母が逆徒のそばにいてはなりません」と娘を叱り、
私を捨てねば多くの臣下を捨てねばならないのですと世宗の決断を認めました。
シム・オンより左議政様のほうが哀れに見える・・・とユ・ジョンヒョンは評し、
誰かがせねばならぬことですと自分を納得させるようにパク・ウンが答えます。
1418年、昭憲王后の父シム・オンに賜薬が下され、夫人アン氏や息子は官奴婢に。
大妃はアン氏をわざわざ見送りに行き、アン氏は娘のことを頼んで頭を下げます。
さて、廃妃しない条件として上王が出したのは「側室を8人置くこと」でした!
人面獣心!と責める大妃に、寵愛(権力)集中を防ぐためだと平然と答える上王。
大妃は落胆した王妃が命を絶つのを防ぐため、ハン尚宮を中宮殿付きにさせます。
朝廷には嘉礼色(ガレセク)が設けられ、側室たちがわんさとやってきました。
側室といっても、嬪と媵妾(インチョプ=嬪がつれてくる妾)がいるそうです。
王妃を恭妃(コンビ)と称するための盛大な式典が上王の提案で開かれましたが
まーーったく嬉しくなさそうな王妃を大妃がいたわりの目で見つめるのでした。
忠清道庇仁県(戦船作りの拠点)を倭寇が襲撃。上王の怒りが大爆発しています!
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