時は進んで世宗23年(1441年)、世宗は密かに文字創製に励んでいました。
明では東廠の長ワン・ジンが皇帝に「朝鮮に独自の暦がある」とチクり済み。
時計の技術の見返りに何を渡したんだ?とファン・チャンが拷問されており、
それを担当しているのはヘ・ス、その横には複雑な表情のプンゲがいます。
明の勅使が学士から宦官に変わり、ワン・ジンが皇帝の信頼を集めていました。
偵察が必要!と領中枢院事チョ・マルセンが冬至使(トンジサ)に任じられます。
さらに世宗から密命を受けているマルセンは「翰林院との交流」を口実にして
安平大君と若手シン・スクチュとソン・サムムンを同行メンバーに加えました。
集賢殿応教チェ・マルリは若造の派遣に反対しますが、マルセンが丸め込みます。
亥の刻になり、シン・スクチュ&ソン・サムスンがそそくさと集賢殿を出て帰宅。
あいつら文字創製に関わってるんじゃ?と疑うチョン・チャンソンが尾行するも、
二人は妓生房に飲みに行くフリをしてごまかした後、こっそり宮殿に戻りました。
そして、明で言語学の権威ファン・チャンと会ってこいと世宗に命じられます。
完璧な治水体系をつくりたい世子は、全国の役所での雨量計測を集賢殿に命令。
そんな折、町をお忍びで歩いていた世子が桶におしっこする子供を見てピンッ☆
世子の考案により、三段筒の測雨器がイタリアより早く開発されたそうです。
東廠ワン・ジンは、痛めつけられたファン・チャンの姿をヨ・ジンに見せます。
気弱になったヨ・ジンはあっさりチャン・ヨンシルの名前を吐いちゃいました。
さあ大変!明の皇帝が怒りまくり「チャン・ヨンシルを捕らえろ!」と命じます。
当のヨンシルは、天竺から買った瑠璃で世宗のために何かを工作してまーす。
慶事の兆しとされる太子星が輝いているのが簡儀台で観測されている頃・・・、
クォン承徽(スンフィ)=後の顕徳(ヒョンドク)王后の陣痛が始まりました。
昭憲(ソホン)王后も嬉しそう!ハン尚宮がすっかり白髪頭になっていますよ。
クォン承徽は難産の末に王子(後の端宗)をご出産。王室が喜びに包まれます。
ですがクォン承徽は出産で力尽き、幼いわが子を残して亡くなってしまいました。
そのまま気丈に政務をつづける世子に皆は驚き、集賢殿の若き学士が気遣います。
その夜、世子は測雨器の前で泣き続け、駆け寄ろうとするヨンシルを世宗が制止。
測雨器は雨ではなく王の涙を測るのかもしれない・・・とつぶやくのでした。
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