忠寧大君(後の世宗)は内侍オム・ジャチに楚宮粧をセギ婆の家に隠させます。
セギ婆を訪ねた孝嬪(ヒョビン)は彼女を見て、きっと女官ね・・・と思っています。
敬寧君の縁談をつぶしたい孝嬪は、ハン・ヨンノの娘(ダヨン)の過去を調べろ、
“なければ捏造しろ”とセギ婆に依頼(というか命令)にきたのでした。
革命失敗の件でハン・ヨンノ(ダヨン父)に恨みを持っているチョン行首は、
ダヨンを明国に貢ぐ娘にすればいいんだ!と思いつきます。
その娘たちの選別は、両班が一門から娘を出したがらないため、滞っていました。
孝嬪は、ハン・ヨンノの娘は卑しい身分のものと通じていると告発。
その言葉どおり、ダヨンとヨンシルが二人でいるところが発見されました。
なんで縁談相手をちゃんと調べないんだ元敬(ウォンギョン)王后を責める太宗。
孝嬪はしらじらしく王妃をかばいながらも、王妃廃妃への決意を強めます。
楚宮粧事件が発覚する前に打ち明けよう決意した王妃は、康寧殿へ。
すると太宗と世子夫妻が楽しそうにお習字ごっこをしていて、切り出せません。
重臣会議では、礼曹判書ファン・ヒ拉致のしらせに揺れていました。
そのファン・ヒは、いつまでイ・バンウォン(太宗)の下にいる気だ?と
謎の高麗勢力一味から問われ、あの
“汝守王材乎”事件が彼らの仕業で
賜死されたミン兄弟が無実だったことを悟ります。
彼らとの結託を断ったファン・ヒは、気絶させられて道に放り出されていました。
後日、杜門洞の跡地には、昔の仲間にわが道を問うファン・ヒの姿がありました。
宮殿に戻っても、スパイがいると知るファン・ヒは、太宗に真実を言えません。
ところでファン・ヒは官服姿のほうが素敵ですね~私服だとじじむさいです。
相変わらず激務が続く奴婢弁正都監に、忠寧大君が助っ人を引き連れてきました。
それは、あの儒生軍団たち。成均館はガラガラでいいのでしょうかね?
そして忠寧大君も一緒に市役所の窓口職員みたいな真似をおっぱじめ、
早く楚宮粧事件を告発しようとするパク・ウンには
奴婢弁正都監を利用して領議政と争うのをやめて本来の仕事をしろと叱ります。
そのようすをスパイ女官から聞いた王妃は、忠寧大君に真の王材の素質を認め、
息子どうしが世子の座をめぐって争うのを恐れ始め、
安全のため大君を屋敷にとどめておけ・・・と忠寧の妻シム氏に言います。
奴婢弁正都監で働く儒生たちをねぎらおうと、世子が宴席を設けました。
たかが奴婢のために征伐の機会を逃すとは・・・遼東へ行け!という世子。
儒生らは断って席を立ち、世子は酒をかっくらいます。
奴婢弁正都監の助っ人は増え続け、キム・ジョンソ(
いつか屋根に登った人)や
ユン・フェも、ピョン・ゲリャンまでもが執務後に協力をするように。
メタボな食事を前に酒を飲む世子のもとへ、ファン・ヒが叱咤しに来ました。
知申事チョ・マルセンの報告で、忠寧大君が奴婢弁正都監を助けていると知り、
まだ政治に首を突っ込んでいたのか・・・と太宗がつぶやいていると、
いつも強気の王妃がやってきて珍しくひざまずきました。
「このままでは兄弟間に争いが起こります、忠寧を遠地へ送ってください・・・」。