私の子供がおなかにいるのです!医官を呼んでください!と必死な世子に、
太宗はあきらめたのかあきれたのか東宮殿前から去って行きました。
世子廃位を訴えましょう!と、礼曹参判ホ・ジョはめちゃくちゃ積極的。
チョ・マルセンとパク・ウンはシム・オンが檄文を貼ったと思っているようです。
世子がオリを寝かす東宮殿に怒鳴り込もうとした世子妃を王妃が止めます。
首を吊るか火をつけてやる!と騒いだ後、国母の真似事などしなければよかった、
国母になろうと努力したのが仇となり夫を失った・・・とさめざめと泣く世子妃。
子の未来のために死ぬのを思いとどまれと、王妃は世子妃の手を握ります。
その悲痛な声は、部屋の中の世子とオリにも届いていました。
太宗は(先日罷免した)ファン・ヒに何かを命じようとしたのに気づくと、
余も年を取った、臣下を斬って愚痴を言える相手もいなくなった・・・と自嘲し、
ところであの檄文を宮殿に貼ったのは誰だ?と疑問を呈します。
そこへ、問題はそれが事実だということです!と世子が入ってきました。
父上の言いつけに従って嬪宮(世子妃)を妻にしただけ!と喧嘩を売る世子に、
そろそろ限界だ、もうかばえない、お前への期待は捨てなかったのに・・・と太宗。
私だからではなく長子だから執着していただけ!長子相続制を崩したくないだけ!と
生意気発言を繰り返す世子に、とうとう太宗が、宮殿から放り出せ~!と憤怒。
正殿を出た世子は、尚膳ノ・ヒボンに向かって父のことを頼みます。
「医官はオリより父上に必要、父上は想像以上に孤独で意外と気が小さい」。
私たちはよほど前世で悪行を積んだようです・・・と元敬(ウォンギョン)王后。
世子の座は取り上げても長子相続は守るのだと太宗に訴えます。
世子は世子妃と向き合い、いつかすまないと言おうと思っていたと詫びていました。
しかし世子妃が次は息子(世孫)を世継ぎにと考えていると知ると、断固拒否。
二人の弟には、道は険しいぞ!と肩を叩き、笑顔で宮殿から去って行きました。
過去に朝鮮の正統性を否定した忠寧大君の聴聞会が開かれることに。
太宗は、聴聞会?とんだお笑いぐさだ!世継ぎを臣下に選ばせるとは!と憤慨。
王になれば何でもできるのだから正統性を認めてください!という側近を無視して、
反対勢力を武力で粛清するのが国を維持する方法なら正当性は認めません!と
忠寧大君は答えました。芸文館応教ユン・フェらはがっくり。
しかし笛吹きメン・サソンは、素直に従うようなら王材とはいえないと笑い、
少し我慢すれば王になれたのになぜあんな答えを?と読書中の大君に聞きます。
「反対勢力を粛清する以外の道を見つけるため王を志したから嘘は嫌だった」。
その言葉をたまたま書庫の外で聞いていた孝寧大君(二男)は複雑な表情です。
もう一度忠寧大君に機会を与えましょう!とメン・サソンが会議で提案。
孝寧大君は、世子から預かった弓を太宗に返しに行き、
兄上のことは弓から放たれた矢と思って忘れてくださいと告げました。
そして“一生友をつくらず父の孤独を一緒に耐える”という世子の言葉を伝えると、
王の座は兄上でも私のものでもありませんと断言します。
実は孝寧大君は世子から呼び出され、お前は賢者にしては傷が少ないから諦めろ、
お前に王座を譲るために父上を苦しめたのではないと言われ、
貼られた檄文が世子自身の仕業であると暗に打ち明けられていたのでした。
太宗は、かつて世子が住んでいた東宮殿で男泣きすると、忠寧大君を呼びます。
「世間はお前が賢者ではないという、それでも努力するか?」
「努力します、妥協点を探そうと勤めればきっと歩み寄れるはずです」
太宗は例の河原で世子会い、「譲寧大君」(=弟に世子の座を譲った)の名を与え、
お前を捨てたのではない・・・と父の思いを語りました。
しかしこの回はこの河原ロケばっかり!撮影がまとめられていいですね!
こうして戊戌6年、世子イ・ジェを廃し、イ・ドが新しい世子に冊封されました。
どうでもいいけど、オリは世子廃位に罪悪感を覚えたのか、川で入水自殺済みです。
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と思わせる役になってますね。
ここまで見たところ、どの人もその人なりに納得できる役になっているドラマだなあと思います。
この役者さんは,キルサンよりこっちの方が武張った役柄でしっくりくる気がします。
キルサンにはもう少し線の細い感じがほしかったです。