王様の才能は側近を無能にさせることだと兵曹判書チョ・マルセンはつぶやき、
あなたらしくないことをしないでくれ!と集賢殿領殿事パク・ウンを拒みます。
それでもパク・ウンは「最後に政治をしたい」「我々は正しいのか・・・?」。
この訴えが効いたらしく、チョ・マルセンは朝廷をまとめて世宗に要求を提出。
「孝寧大君の仏事停止と寺閉鎖とパク罷免とひきかえに集賢殿存続を認めます」。
これを聞き入れなければ全員が辞職すると言われ、追い詰められる世宗でした。
「集賢殿を守るなら水害対策の責任を取らせてパク・ウンを罷免すべきです」。
同副代言ユン・フェもパク・ウンの罷免や孝寧大君の処分を世宗に求めました。
病気の民は引き受けるからと右副代言イ・スが孝寧大君を説得しに行きますが、
民には仏の慰めが心の薬!と同席した議政府参賛ピョン・ゲリャンも反対します。
「計算は正しいのに日食の予報がはずれたのは、時計がおかしいからかも?」。
暦算を覚えたチャン・ヨンシルが、朝鮮と明の空は違うという仮説を立てました。
その件をイキイキと議論する学士たちの姿を見た世宗はパク・ウンの罷免を決意。
政敵は討たないというメンツのためにそなたを集賢殿に残したのだと謝る世宗に、
パクはこれまで多くの人を粛清したことへの後悔と世宗への感謝を口にします。
集賢殿から出て行くパク・ウンを、学士たちが敬意をもって見送るのでした。
パク・ウンのいない集賢殿などなんの脅威でもない♪とせせら笑いながらも、
唯一の好敵手だったパクが朝廷を去ったことをチョ・マルセンがさびしがります。
余が育てた虎はマルセンだったようだ・・・と彼の恐ろしさを上王・太宗は認め、
「あのパクさえ従わせてしまう王と自分のやり方とは、どこが違うのか・・・」。
ついに世宗が、全国229の寺の閉鎖と兄・孝寧大君の自宅謹慎を命じました。
仏教界は大反発しつつ、これを機に孝寧大君を王にできるかもと期待を抱きます。
それを察した世宗は利権を狙う僧侶らを司憲府監察キム・ジョンソに捕らえさせ、
熱心な仏教徒の議政府参賛ピョン・ゲリャンも(一応)取り調べろと命じます。
孝寧大君は仏教界の下心を知りショックを受けつつ、仏への帰依はやめなさそう。
そこへ大妃(元敬王后)がやって来て世宗を責め立てた後、倒れてしまいました。
どうやら世話をしていた民から瘧(おこり=マラリア)をうつされたようです。
母上が病気になったのはあなたのせいです!と昭憲(ソホン)王后に責められ、
我慢できずに母のそばにいこうとする世宗をオム・ジャチが体を張って止めます。
が、しめ縄をズイとはずしてズカズカと病床へ入り、母を抱きかかえるのでした。
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