領議政ユ・ジョンヒョン、兵曹判書チョ・マルセン、礼曹参判ホ・ジョの三人は
世宗にエラそうな態度をとりつつ密室政治を行う集賢殿の閉鎖を迫りました。
さらにチョ・マルセンは右軍総制パク・シルとイ・スンモンに仏教徒を連行させ、
余は民の弾圧など命じていない!と世宗に憤慨されても平然とこう答えます。
「上王(太宗)様ならこれを崇儒抑仏(スンユオクプル)とおっしゃるはず」。
さらに昔の師匠・左議政パク・ウンにも不遜な態度で集賢殿の閉鎖を迫りました。
王を操ろうとするとは何事!と上王・太宗はマルセンのことを怒りまくりですが、
国の根幹である崇儒抑仏のために兵を動かしましたとしらじらしく説かれました。
水害が起こり、日食が遅れたため、仏教活動に活躍する孝寧大君に民心が集中。
今や「王の最大の敵」である孝寧大君に世宗がどう出るかマルセンは注目します。
孝寧を倒さなねば民心も重臣も離れますと上王が世宗に(敬語で)話していると、
敬寧君&孝嬪からここ最近の事情を聞いた大妃(元敬王后)が乗り込んで罵倒。
「父王のように兄弟を斬るの?残酷な人間だから上王様は世継ぎにしたのね!
こうなったら私が生んだ息子のドではなく王から孝寧を守ってみせるわ!」。
ってことで寺で民の看病を始めたので、孝寧大君もピョン・ゲリャンもビックリ!
後から手伝いにきた昭憲(ソホン)王后には国母としての心構えを諭しています。
国よりも上王様のお身体が大切です!と心配していた尚膳ノ・ヒボンですが、
上王様が不治の病なのでいたわってくれとこっそり大妃に伝えようとしました。
それを知った上王は、たっぷりの褒美を与えると、「最後の頼みだ、出て行け」。
上王殿を出たノ・ヒボンはチョルをして、長年仕えた太宗のそばを去るのでした。
天と戦う武器を作るには敵である天を知らねば!と決意したチャン・ヨンシルが
暦の計算方法を(チェ・ヘサンの口添えで)書雲観の官吏に教えもらっています。
世宗2年、水車監造都監から鋳字所勤めに戻ったらしい工曹参判イ・チョンが、
八つ当たりして壊した椅子の脚からヒラめいて、竹を組み立てた活版を開発。
従来の癸未字(ケミジャ)よりすぐれた活字法・庚子字(キョンジャジャ)です。
あとは王様が勝つだけです・・・とイ・チョンに励まされちゃった世宗は、
集賢殿を守るためにとうとう孝寧大君の処分を決意して敬寧君に打ち明けました。
大妃だけでなく王妃まで寺へ行ったと知ったホ・ジョは「集賢殿は閉鎖だ♪」。
彼にムカついたチェ・ユンドクとメン・サソンは部屋を出て行ってしまいました。
集賢殿を守りたい左議政パク・ウンはチョ・マルセンの不正を暴くことにし、
学士たちと考績(コジョク)を調べまくるも、不自然なほど何も出てきません。
結局チョ・マルセンの不正を見つけられなかった“監査の専門家”パク・ウンは、
命を差し出すから王様から集賢殿だけは取り上げないでくれとひざまずきました。
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