兵曹判書イ・スは見つけた定界碑の写しをまるで魚拓のようにとりました。
東廠ワン・ジンの指示で女真吾都里族首長トン・メンガがイ・スを攻めるも失敗。
明と吾都里族が接触していると知った女真兀良哈族首長イ・マンジュは焦りますが
ワン・ジンはトン・メンガを利用しただけで遼東を与えるつもりはありません。
内侍府護衛兵カン・フィに定界碑を見張らせ、イ・スは一人で都へ向かいます。
ワン・ジンに命じられたヤン・グァの作戦に陥ったイ・スが毒を盛られました。
明のヘ・スが解毒薬をちらつかせて定界碑の場所を聞きますが、イ・スは無視。
怒ったヘ・スは死にそうなイ・スを山の中に置き去りにして去って行きました。
東廠の紋章を握ったイ・スは、馬に横たわるようにして乗り、宮殿へと急ぎます。
殺すべきだったとヤン・グァはヘ・スをやんわり責め、ワン・ジンも不機嫌です。
宮殿に着いた虫の息のヘ・スは「“朝鮮の夢”を海州の広照寺に埋めた」と伝え、
これからも苦労なさるでしょうが必ず打ち勝っていけるはず・・・と世宗に話し、
最後に芸文館大提学ユン・フェに向かって微笑むと静かに息を引き取りました。
広照寺の「勇士不忘喪其元=(義のためには命を懸けねばならぬ)」と刻まれた
木の下に埋められた定界碑の写しを発見した世宗は涙が止まらないのでした。
さて、明からワン・ジンやヘ・スやヤン・グァご一行様がやってきました。
なんで国王の出迎えがないんだ?と朝鮮の無礼を責めるヘ・スにユン・フェは、
国葬に準じる不幸が起きたからですと説明してワン・ジンを弔問させます。
犯人を捕まえたいからその諜報技術をぜひ教えていただきたい!と世宗は言い、
捜査協力しましょう♪とワン・ジンが東廠のマークが入った扇子を開きました。
世宗はムカつきを抑え、後でユン・フェが「よく我慢なさいました」と褒めます。
交渉でワン・ジンやヘ・スは「こんな紙切れごときで!」と定界碑の写しを嘲笑。
ユン・フェは彼らを定界碑に連れて行き(タミたちが大切に警護していました)、
大国である貴国が兄弟国との約束を守らないなんて信じられなあ~~い♪
女真族はちゃんとコントロールしてよね♪と主張してワン・ジンを黙らせます。
ユン・フェは国境の警備を推進し、領議政ファン・ヒは「戦続きになる」と懸念。
それでも300年間屈服しつづけるよりずっとよいと思いますとユン・フェは答え
軍器判事チェ・ヘサンやチャン・ヨンシルと北三道へ女真族偵察に行きます。
煮えたぎる釜の中に落とされかけて皇帝から大目玉をくらったワン・ジンは、
女真族イ・マンジュに火薬供給を約束し、そのかわり朝鮮を攻めせるつもりです。
明の大砲技術者キム・セのもとで女真族が武器をつくっていると知った世宗は、
女真族の兵站(へいたん)部を攻撃するための兵器の開発を急がせるのでした。
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