太宗(テジョン)と忠寧大君(後の世宗)の独対の間、臣下一同はそわそわ。
工曹判書ファン・ヒだけは空気をぶちこわす行動をして白い目で見られます。
そして大君の答えは、「賢者ではありませんが真の賢者になれるよう努力します」。
努力などするなっ!とすかさず怒鳴り込む元敬(ウォンギョン)王后。
兄と争う覚悟は?と問う両親に、兄上の政敵となる覚悟があると断言する大君。
芸文館軍団+鏡城組+敬寧君はわーいわーい!と喜び、イ・スは感激を隠しつつ、
恥知らずで徳のない民を背負うつもりですか?と大君に静かに問いかけました。
世子廃位に反対のファン・ヒは領議政ユ・ジョンヒョンに強く抗議しますが、
自分を領議政に推したのはお前だろ?わしを甘く見たな!と退けられます。
義禁府では、キム・ハルロらを勝手に釈放しようとする世子(後の譲寧大君)に
“罪人を世子の手で斬れ”という王命を知申事チョ・マルセンが伝えていました。
大殿では、世子交代にしつこく反対するファン・ヒが太宗に辟易されています。
私を斬ってでも世子様を守ってください!と食い下がり、罷免されちゃいました。
ク・ジョンジ&ク・ジョンス兄弟は処刑され、キム・ハルロ(世子妃父)は流刑に。
見送りにもこない婿に忠心を捧げたのですか父上・・・と世子妃が悲しく問います。
忠寧大君は師イ・スに帝王学を学び、若き儒生らは座り込みして大君支持を表明。
しかし世子廃位の発表はなく、芸文館応教ユン・フェらは焦りを隠せません。
大君が苦手な軍務を鏡城のチェ・ユンドクらに教えてもらおう!と検討したり、
世子の不義のことをバラしたほうが手っ取り早くない?と話し合っています。
チョ・マルセンは、宗親府による聴聞会開催を上王・定宗に根回し。(王命?独断?)
過去の王室批判が忠寧大君のネックとなりそうな気配です。
ある夜、宮殿を出てオリのもとへ向かう世子の前に太宗が立ちはだかりました。
少しは余の辛さをわかって賢者になってくれ、お前を諦められない・・・と太宗。
父の涙を見て、今さらやり直せないのにと泣く世子をオリがなぐさめるのでした。
そんなとき、天然痘にかかった誠寧大君(四男)が危篤になりました。
世子妃はここぞとばかりにオリをビンタし、妾の横に眠る世子にしらせます。
王妃は悲痛な鳴き声を上げ、駆けつけてきた王子たちを部屋に入れようとせず、
権力を手に入れようと牽制しあう兄弟など入れたくない!!と叫びました。
お立場を守ってくださればよかったのですと世子の後ろで世子妃はつぶやくと、
もう世子妃気分で点数稼ぎか?と薬を煎じるシム氏(忠寧妻)に嫌味をぶつけ、
もし世子が廃位されても次の世子は世孫(世子の息子)だと言い捨てます。
目覚めた誠寧大君は2人の兄を呼び(世子は世子妃の嫌味で宮殿から出た後)、
仲良くしてくださいそうすれば母上も悲しまない・・・と願い、息絶えました。
オリはシム・オンに会いに行き、世子との仲をやっぱりバラさないでと頼みますが、
女の一言で考えを変えたりしないと断られ、とぼとぼ歩いて倒れてしまいます。
そしてまた、世子が不義を働いたという檄文が貼られ、世子を待ち構える太宗。
世子はオリを抱きかかえて宮殿に戻ると、私の女が病気なのです!と訴えました。