世子(後の譲寧大君)は、弟の忠寧大君ではなく叔父ミン・ムグに刀を向けました。
師イ・スから知申事ファン・ヒを経て、世子や太宗に真相が伝わっていたのです。
また誰かが命を落とすのは嫌だから叔父を告発しなかったと話す忠寧大君に、
政治に関心を持つな、国を混乱させる者は誰であれ王の敵だ・・・と言う太宗。
イ・スは、情に負けて命を差し出すようでは政治はできないと話します。
ミン兄弟だけでなく領議政ハ・リュンも断罪したい刷巻色提調パク・ウンでしたが、
これ以上探るなと太宗が止め、ミン兄弟を厳しく裁けと委官に任じました。
王妃(元敬王后)は、弟を捕まえるならなぜ自分に知らせなかった?と世子を責め、
牢獄へ行くと弟に刀を渡して自害を命じます。(結局自害はしませんが)
側室・孝嬪(ヒョビン)は王妃を心配するふりをしつつ、内心はざまーみろ♪
逆徒の姉に国母の資格はない!と、イ・ジョンム&イ・スクボンに話してます。
王妃はパク・ウンを呼び、凛としながら、しかしまわりくど~く話します。
「今回の事件は弟たちが犯人とは限らないわ。ハメられたかもしれないでしょ?
余罪の賄賂?笑わせちゃうわ、それなら役人の半分は罪人よ。
だから弟の罪は賄賂よ。がっぽり罰金払って、お国のために働かせて償わせるわ。
あなたは世子の張子房(=次王になったら出世させたる)。今後ともよろしくね」
普通の女なら泣いて抗議にくるだろうに・・・と王妃の強気さに言及しつつも
尚膳ノ・ヒボンに促されて中宮殿を訪れた太宗は、パク・ウンを目撃。
やっぱり王妃と自分は似ているとつぶやき、王妃には会わずに戻って行きました。
パク・ウンは、王妃の意向に従ったほうがいいというチョ・マルセンを無視して、
ミン兄弟を例の殺人事件の罪でも追及(=拷問)し始めます。
それはひどすぎる・・・と王妃は拷問中止を太宗に頼みに行きますが、
例のごとくに恐ろしい夫婦の会話が繰り広げられて決裂。王妃が涙を一筋流します。
すんごい拷問を加えられた末に自白させられたミン兄弟に、太宗は死罪を決定。
“たとえ真犯人が別にいたとしても、権力を狙う全ての者への警告”なのです。
やるせない怒りを剣でまぎらわせていた世子の前に、忠寧大君が現れました。
お前を信じていたがお前が何も言えないのを確認したくて正殿前に座らせたと語る兄。
かばってほしかった、悪いことをしても許すのが家族では?
時には兄や友達のような、父上とは違う王になれませんか?と弟が答えます。
遠地へ流刑される叔父(ミン兄弟)を民に紛れて見守っていた世子は、
内禁衛従事官カン・ユに強引に許しをもらい別れの酒を注ぐとこう言われます。
「我々ではなく大君を選んだのをいつかきっと後悔しますよ・・・。
世継ぎでない王子が政治に関心をもった瞬間から脅威なのです」
時が流れ、利発そうだった大君はちょっと間の抜けた?微妙な風貌に成長。
酒場で酒を飲んでいると、礼曹の芸文館にいた応教ユン・フェと名乗る男が
倭人ピョン・ドジョンに情報を売ろうとしているのを知り、殴りました。
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最近なかなか拝見できなかったのでドキドキですー
>孝嬪(ヒョビン)は王妃を心配するふりをしつつ、内心はざまーみろ♪
>普通の女なら泣いて抗議にくるだろうに・・・と王妃の強気さに言及しつつ
>恐ろしい夫婦の会話が繰り広げられて決裂
このへん、「おお!後宮対決!いいなあ」と思ってみていたら、仕方ないけど
王妃様ズタズタでちょっとテンション下がってみた気が・・
そのときは王妃様とミン兄弟のエピソードを知らなかったので。
今だったら平気なんですけどね・・・。
>大君はちょっと間の抜けた?微妙な風貌に成長
私も同感でした・・・。
幼少期から、成人俳優さんになるときってすごい期待&不安がありま
せんか?私は成人姿を見たとき「・・」となってしましました。
なんか私の中の大君のイメージと違う!
ここから他ドラマのコメントで申し訳ないのですが、アンジェモ水戸黄門
(「御史出頭 朴ムンスの事件簿」)は保留にし、95年キムウォニ主演の
「妖婦 張禧嬪」と、以前ご紹介のあった「王妃 チャン・ノクス」も並行して
女人天下と一緒に見ようと思います。
ハンス黄門も気になったのですが、「妖婦」に惹かれまして・・・
キムヘス版よりより悪役(キムヘスも悪役だけど、明聖王后の妨害工作も
なかなかだtったので)なのかなー、と予想しながら見ています。
ただまだ途中話までなのでもどかしいです!キムヨンエさん(明聖王后役)
もまさかの同じ役で出らいらっしゃいます!
また、女人天下の字幕違いの件、字幕を打ち込む機械ですが、規模の違い
はあれ大体は同じ仕組みで字幕印字するそうです。でも私が見たのは
小規模でほんとタイプライターみたいに見えたし、バイリンガルの人がその
まま訳しながら(!)入力したみたいで、それだけ?ダブルチェックは?と
激しく疑問に(笑)。劇場公開作品でなく、小規模上映だったからかもしれま
せんが、即興で訳してわからないところはその都度調べる、という感じでした。
これでは間違いがでそうな・・時代劇だったら・・
また「紫禁城」の件で、清朝の「貴人」の地位ですが、妃嬪の序列は
・皇后(1人)
・皇貴妃(2人)
・妃(4人)
までが「貴級妃嬪」で、
・嬪(6人)
・貴人(定数ナシ)
この二つが「中級妃嬪」で、
・答応(定数ナシ)
・常在(定数ナシ)
この2つが「下級妃嬪」です。
なので貴人は上からだと15番目で、下は定数ナシなので計算できません
ね・・。そんな下っ端ではなく、ほどほどといったところでしょうか。
西太后も確かお手つきになってすぐ貴人になるのですが、そのときは妊娠
したわけでもないし、わりとすぐなれる地位のようなイメージが時代劇で
ありました。
下級の二つが身分の低い女性のために用意されている、みたいな・・・
(清朝では旗人=満州族、モンゴル族、一部の漢族など)が貴族みたいな
ものなので、旗人なら中級には入れたとか。。などと邪推しています。
それかチェ氏(チャンヒビン)のようにすごい低い身分出身の人とか?
建前上は旗人しか後宮にはなれないはずなので・・