官服を着て登庁したチャン・ヨンシルは宮殿中で非難のまなざしにさらされます。
私たちは同じ夢を持っていたはず!と世宗が集賢殿で熱弁をふるうも結果はNG。
同副代言ユン・フェと右副代言イ・スは酒を飲みながら世宗の胸中を思います。
天文儀器都監には刑具を持った軍器監少監チェ・ヘサンがオラオラ~と乗り込み、
ヨンシルをシカトする役人たちを脅しつけて言うことを聞かせていましたが、
官服を返せと言いに来た工曹参判イ・チョンを「仲間と思ってたのに!」と殴り、
この件で重臣たちは王の廃位を論じているんだぞ!と言い返されちゃいました。
議政府参賛ファン・ヒは辞職願を出して脅すも「別の見解を出せ」と世宗が命令。
重臣と集賢殿一同が珍しく揃って座り込みを開始し、世宗は断食して対抗します。
「売買できる奴婢は家畜と同じ、歴史上奴婢に官職を与えたことはありません」。
世子ヒャンのお勉強の師匠である集賢殿直提学シン・ジャンが教えています。
兵曹判書チョ・マルセンは若いモンたちを集めて手を結んでくれと頭を下げます。
(若いモン=兵曹佐郎チョン・インジや集賢殿博士チェ・マルリ、そして敬寧君)
マルセンは思ったより潔い人間だ・・・と純粋な学士たちは評価したらしく、
全国の儒生を動員してヨンシル反対運動をしようかなとど言い出しちゃいました。
そして万一のときは敬寧君を次王にかつぐと匂わせるのも忘れないマルセンです。
書庫で世宗に偶然会ったキム・ムンは、その夜、巫女をしている母親を訪問。
すべてを捨てて母上と暮らすと言ったらどうする?と母親に聞いてみると、
何かあったの?兵判様(=マルセン)についていくのよ!と諭されました。
断食のせいで世宗が寝込んだため、一緒に外出できなかったジョンソ王女は涙。
その日が祖母(昭憲王后母)の誕生日と知った世子ヒャンはヨンシルを責めます。
「ボクが王になっても朝鮮の星座は見ない!お前のせいで父上の体調が悪い!
おばあさまはもともと奴婢ではなかったのに、なぜお前が官服を着ている?」。
とうとうヨンシルは連座している重臣たちの前を通って官服を返しに行きました。
しかし世宗は、雨の中に座り込んだままのヨンシルに傘を差しかけて語ります。
「余の命は30年だがお前の技術は生き続けるからよりこの者の体のほうが大切。
余がお前を捨てれば、後世の民が素晴らしい文明を失う。耐えてくれ・・・」。
そんな世宗のようすを遠くからファン・ヒとキム・ムンが見つめていました。
一方、チョ・マルセンは、天文儀器のことを明にチクろうと決意しています。
しかし、そのマルセンの手下だったキム・ムンがファン・ヒに申し出ていました。
「兵判様(=マルセン)を捕らえればこの問題を解決する糸口になりますか?」。
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