両班パク進士の屋敷で起きた殺人事件の現場を目撃した奴婢チョンドゥンは、
若旦那様が旦那様(父親)を手にかけました!と告発したのに相手にされず、
主人に罪をなすりつけるのか?お前が犯人だろ?証拠の文もあるぞ?と
犯人にさせられそうなところを必死で逃げてきて世宗一行と遭遇したのでした。
チョンドゥンが世宗に事情を話しているところに、追っ手(役人)が来て御用。
世宗は平服姿で「小科に合格したイ・ド」と名乗り、役所の長官に直訴します。
(年食ってるわりにはまだ小科かよ?大科は?と鼻で笑われてましたね)
「パク進士を殺せば100両払う」と書かれた手押つきの手紙を長官が見せると、
若旦那から言われたから押した!そもそも読み書きできない!とチョンドゥン。
でも奴婢の言うことは信じてもらえず、残された妻のことを泣きながら頼みます。
調査した芸文館大提学ユン・フェは「パク・キョム(若旦那)が怪しいです」。
父上が身分をあかして命令すればいいのに!と言う晋陽大君(後の世祖)は、
王は直接統治できないし証拠が必要だし役人に解決させたいからと諭されます。
そこで『無冤録(ムウォンロク)』を出して死者の検験(検死)を提案しました。
女官との関係がバレた世子妃ポン氏が荒れまくり、ハン尚宮にもギャーッ!
世子妃を二度も廃位できない・・・と悩んでいる昭憲(ソホン)王后に、
尚膳オム・ジャチとハン尚宮は、女官ソサンとタンジの“始末”を提案します。
世子妃の一件を知っちゃった晋陽大君は兄の世子(後の文宗)を励ましました。
「ツラいときは助け合うのが兄弟だから、一人で背負い込まないで・・・」。
って、この晋陽大君が後に即位して世子の息子を殺しちゃうんですけどねー。
世宗が再び長官に検験を求めますが「忙しいんだよ!」と逆ギレされたので、
今度は王の姿に戻って長官を宮殿に長官を呼びつけて検験の王命を下します。
長官は罷免され、吏曹判書ホ・ジョに泣きつくも相手にしてもらえません。
パク進士の遺体が調べられ、犯人は殺し屋ではなく左利きだとわかりました。
若旦那は右利きでチョンドゥンは左利きなので「やっぱり彼が犯人?」となるも
晋陽大君は再び書物に没頭して覆検(ボッコム=二度目の調査)を求めます。
すると、死因は刃物ではなく毒で、傷は死後につけられたものであると判明。
附子(毒薬)を買っていた若旦那パク・キョムがめでたく逮捕されました。
ところで、世宗が奴婢の事件に夢中になっている間(世宗17年=1435年)、
明では宣徳帝が崩御し、わずか9歳の新しい皇帝・英宗が誕生していました。
チョンドゥンの妻が女の子を出産、世宗はまたイ・ドになってワカメを贈ります。
字の読めないチョンドゥンと出会い、そしてタミのことも思い出した世宗は、
朝鮮には発音に準じた新たな文字が必要だ!と文字の創製を決意するのでした。
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>世子妃と女官の同性愛事件を知り
女官もので散々出てきた「対食」ですが、まさか世子妃でくるとは!
まだここまで見ていないので、楽しみに(不謹慎・・)しています^^