人々は成宗が築いた泰平の世を堪能し、仁粹大妃たちは成宗が建てた昌慶宮で宴を楽しんでいた。だが大君ユンと引き離された王妃ユン氏の怒りは凄まじく、特にチョン貴人とオム貴人への恨みを募らせていた。そこで、チョン貴人とオム貴人が大君を抹殺する気だと告げる投書を、クォン淑儀の家に届けさせる。クォン淑儀が仁粹大妃の信頼あつい月山大君夫人パク氏に相談して調べた結果、手紙を届けた監察尚宮が偽者と判明。事件を報告された仁粹大妃はすぐさま王妃の仕業と見抜く。
王妃の部屋を訪ねた成宗が、箱に入った呪術書と砒素を見つける。仁粹大妃はすぐさま重臣を集めると、廃妃する意向を宣言した。だが大君の地位はそのままにすると知った重臣たちは、将来権力を握ることになる王妃の処分に二の足を踏む。成宗も大王大妃(貞熹王后)も穏便な収拾を望み、学者たちは仁粹大妃の干渉に不快感を示す。
投書の調査を命じられた左賛成ユン・ピルサンが中宮殿の女官を厳しく追及した結果、すべての事件に王妃やその実家が関わっていたと明かされるが、成宗は何の決断も下さない。すると仁粹大妃の従兄ハン・チヒョンが嬪への降格を提案。成宗が苦悩した結果、王妃は嬪となり寿康宮に移される。主のいなくなった中宮殿で、ユン氏が忘れたノリゲを見つけた成宗は涙を流すのだった。
世継ぎの母の降格に学者も民も座り込んで抗議。成宗は寿康宮にノリゲを届けさせてユン氏への愛情を示す。そしてユン氏の兄や母シン氏を不問に付し、ユン氏が第二子を懐妊したこともあって復位させるが、仁粹大妃の意向で住まいは寿康宮のままだった。二人目の大君を産んでも王妃は許されず、成宗の訪問もない。仁粹大妃は大王大妃にも反抗的な態度で臨み、自分に楯つく学者たちの追放をハン・チヒョンに命じる。
ハン・チヒョンに頼まれたユ・ジャグァンが、大司諫ソン・ビジャンに都承旨ヒョン・ソッキュを弾劾させる。成宗はヒョン・ソッキュを大司憲に、彼と不仲な右承旨イム・サホンを大司諫に任じて引き離す。仁粹大妃は、王妃が大殿に戻るのを認めるかわりに二人を罷免しろと持ちかけ、成宗は自分の支持勢力を失う。こうして成宗が1年ぶりに寿康宮を訪ね、王妃と再会を果たす。ところが口論の最中に王妃の爪が成宗の顔に傷をつけた。
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