ファンジニ第18話「空白の舞譜」
ただちに捕らえられたペンム行首。ソン長官がなんとか助けようとするも、
「感情を出すなと教えてきたのにそれを破った自分が悪い」と命ごいをしません。
杖刑で脚を折らせて二度と踊れないようにしてやる!とピョクケス様はお怒り中。
ペンム行首はあんたのせいで悩んでいたからあんなに取り乱したのよ!と
教坊の妓生仲間に責められるミョンウォル(チニ)をタンシムがかばうのでした。
ミョンウォル母ヒョングムは、都のメヒャン行首に使いを急いで送ります。
かつては無二の親友だったメヒャンならなんとかしてくれるはず!と考えたのです。
制止するプヨンをふりはらい、メヒャンはキム・ジョンハンに助けを求めました。
ピョクケスのもとには教坊の面々が次々と訪れ、師匠の救命を懇願します。
実は身ごもりました・・・この子に免じて行首を許してださいと頼むタンシムを、
それ本当にオレの子?なんでわかるの?と冷たい態度で突き放すピョクケス。
とぼとぼ帰るタンシムは、ピョクケスの家へ向かうミョンウォルとすれちがいます。
「あなたのためにもこの方法は避けたかったけど・・・」とミョンウォルは説明。
側室になるからペンム行首を助けてほしいとピョクケスに願いに来たのでした。
身なりを整えたいからと櫛を所望したペンム行首の髪を梳いてやるヒョングム。
しみじみと昔話をしながら、ミョンウォルの初恋を奪ったことを悔やむペンム行首。
ヒョングムはペンム行首が命を絶つつもりだと悟り、必死に説得します。
その後、教坊に戻って泣くペンム行首に、“らしく”ないですね~!とミョンウォル。
側室になって助けてやるだの、頼んだ覚えはないだのと、強情同士が口喧嘩します。
ペンム行首は一人になると、ピョクケスをムカつかせる書状をしたためました。
「私が命をもって償うので、ミョンウォルを側室にするのはあきらめてください」。
ふと気になってミョンウォルが再びペンム行首の部屋をのぞくと、もぬけの殻。
『鶴の舞 黄真伊(ファンジニ)』と書かれた、中が白紙の舞譜が残されていました。
やがて松都の役所には、キム・ジョンハンにつづいてメヒャンも都から到着。
きっと死に場所を探しているに違いない・・・!とメヒャンがすぐに気づきます。
ペンム行首は岸壁の上で舞った後、まるで鶴のようにふわりと身を投げました。
「起きて!何をしてるの?恥はないの?許さないわよ!自分だけ逃げるなんて!」
もう二度と口を開くことはない冷たい体のペンム行首にミョンウォルが話しかけます。
ヒョングムが川に遺灰をまいてやり、教坊の妓生たちが川原で泣き崩れていると、
着飾ったミョンウォルが現れて舞い始め、怒る妓生たちを楽士オムスが止めます。
「よく見ろ、ペンム行首が最後まで舞わせたがっていたあのときの宮廷舞だ・・・」。
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