国書も使臣も来ないので、カン・ホンリプたちは後金に抑留されたままでした。
なのに重臣たちは「進んで後金にとどまった背徳者です!」と弾劾コール。
なぜわからないんだ!?国を滅亡させたいのか?と怒って退室した光海君は、
傷ついたココロを癒すために宴を開いてキム・ゲシ尚宮に酒を注がせるのでした。
都元帥を弾劾しても王が無視するから民心が揺れている!と憤るイ・イチョムに、
違います!権門勢家が賄賂をもらっているからです!と右賛成ユン・バンが反論。
キム・ゲシ尚宮と王妃ユ氏もちょっぴり言い合いをしていて雰囲気悪化です。
相変わらず賄賂をもらって官職売買しているキム尚宮の今日のお客はイ・ギの娘。
夫キム・ジャギョムに先立たれてからは、キム尚宮の家来になっていたそうです。
仁嬪キム氏の孫で定遠君の息子の綾陽(ヌンヤン)君が、ある屋敷の前で雨宿り。
どうぞ中でお休みくださいと言われて中に入り、飾られていた絵を見て驚きます。
ほかでもない、幼い頃に祖父・宣祖の前で自分が描いた馬の絵だったからです。
屋敷の主は、江界府使を務めた後、“廃母”に反対して罷免されていたキム・ユ。
字は冠玉(クァノク)、雅号は北渚(プッチョ)、順天(スンチョン)生まれで、
宣祖29年に文科に及第し、光海君4年に校理、そして府使となり、今は不遇の身。
父キム・ヨムルは都元帥シン・リプとともに文禄・慶長の役で死んだ功臣でした。
その絵はイ・ハンボクに下賜され、彼が配流されるときキム・ユに譲ったとか。
彼と夕食を共にして見送ったキム・ユは、「通りすがりの客だ」と夫人に念押し。
すると夫人は「夢に出てきた王様と同じ人だったのでお酒を出した」と話します。
キム・ユは急いでシン・ギョンジンを呼び、イ・ギやチェ・ミョンギルも参加。
ウォン・ドゥピョは島流し中のイ・ウォンイク(梧里/オリ)の家に泊まり、
次の王は綾陽君だ!と寝言を叫んで反応を確認し“反正の輪”を広げていきます。
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