第8話「兄弟の亀裂」
夫とケトンが夜の正殿で抱き合うシーンを目撃しちゃった光海君夫人ユ氏は、
夫が世子になるまではケトンを利用しよう・・・と涙に震えながら決意しました。
次の日、光海君の好物である松の花粉を採り終えたケトンが走っていると、
お散歩中の宣祖&ヤンファダン(後の仁嬪)&信城君ご一行様と遭遇。
信城君をかばった女官だと聞いた宣祖はケトンを気に留めたようです。
後日、中宮殿で茶菓を出すケトンを間近でじーっと見つめてました。
光海君夫妻が信城君をかわいがったうえに宮殿に泊まったと知った臨海君は、
ヤンファダンに取り入っただろ!と光海君にお酒をぶっかけちゃいます。
すると光海君は、酒と女にうつつをぬかす兄のことを責めるのでした。
息子を官職につかせないほど根回しには無縁のイ・サネ(領議政)なのに
なぜキム・ゴンニャンと組んで信城君を推すの?と疑問に思った王妃(懿仁王后)。
イ・サネの答えは「臨海君が世子になるのを阻止するためヤンファダンを利用した」。
そう、実はイ・サネは、光海君こそが世子にふさわしいと思っていたのです。
流刑されたチョン・チョル(もと左相)のもとへ行く途中のクォン・ピルが、
チョン・チョルの弟子だという道連れ(あきらかに男装した女性!)を得ました。
イ・ハンミンは襲われそうになった二人を助け、道中の護衛を務めます。
そして少女ソンイが、占いの師匠から新しい名を与えられました。
李白が月をとろうとして死んだ湖にちなんで「洞庭月(トンジョンウォル)」。
遊女の名を名乗ることで遊女になる運命を避けられるのだと師は話します。
菜菴(ネアム)とよばれるチョン・イノン(「女人天下」のパルングン!)や、
忘憂堂(マンウダン)とよばれるクァク・ジェウという人たちが今回は初登場。
チョン・チョルとはそりがあわなかったと話すチョン・イノンですが、
倭国を警戒すべしという政策では一致しており、楽観派のイ・サネを危ぶみます。
光海君夫人は、家にいるスパイを意識して、訪ねてきた兄ユ・ヒブンの前で演技。
光海君が世子の座に無欲だとの報告に、単純なヤンファダンが大喜びしました。
そのころ王妃は、器量がよく機転がきくケトンを“おてつき”にしようと企みます。
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