第2話「波乱の序章」
王に賜った湯薬を投げたのは大罪なので、王妃はすぐさま席藁待罪(ソッコデジェ)。
つづいて後宮や、宣祖を中宮殿へ案内した内官ポンジョンも共に詫びます。
そんな大騒動を知っても左相チョン・チョルはまったく動じませんでした。
長年王妃と交わらなかったのは宣祖で今さら薬の問題とは思っていないはず、
王妃が嫡子を産むのを待つフリをして世子決定を引き延ばしているだけで
本当はヤンファダン息子の信城君を世子にしたいのだと推測しているからです。
この事件をあざ笑っている側室ヤンファダンを、領相イ・サネが訪問しました。
宣祖はどうせ王妃を許すのだから一緒に謝ってやさしさを示せとすすめ、
もし王妃が廃妃されれば新しい王妃がくるから困るでしょ?とほのめかします。
ということはヤンファダンは王妃になれない低い身分出身のようですね。
ヤバイと思ったヤンファダンはさっそく泣きながら席藁待罪。女優ですね♪
光海君と夫人ユ氏、臨海君夫人ホ氏も加勢すると、宣祖はすぐに王妃を許しました。
謝りたおすヤンファダンをシラーッと見やる後宮は「女人天下」シムトゥンです!
傷心の日々を送る王妃に、嘉礼(カレ)のために帰省する女官ケトンがご挨拶。
光海君の兵隊(役をしていた)だけにしっかりした顔ね・・・と王妃は微笑み、
ついでに光海君の家へ寄って夫人ユ氏に懐妊の湯薬を届けるよう頼みます。
女官の嘉礼は、象徴的な夫である王との結婚式で、新郎不在で進行するそうです。
こうしてケトンは光海君と再会。助けてくれたお礼を言い、見つめ合います。
そして実家に帰り母が男とイタしているのを目撃したケトンは、母と縁切り宣言。
わたしを7歳で宮殿に入れたのも自分の生活のためでしょ?と指摘し、
お母さんが手に入れた米は娘の血と涙だと泣きます。危篤のしらせも嘘でした。
臨海君が光海君を狩りに誘って楊州(ヤンジェ)へお出かけします。
獣を狩らずに人を狩れという妻ユ氏の助言どおり、光海君はある酔っ払いをゲット。
“キジを仕留めて喜ぶくらいじゃ天下はとれない”と臨海君を馬鹿にしたからです。
太ったうさぎ(玉座)を狙う山猫(臨海君)とイタチ(信城君)ではなく
「獲物を上からさらう鷲になる」ための作戦を光海君と酔っ払いがスタート。
臨海君はせっかく揚州に来たのだからと遊女遊びのために一泊なさいます♪
倭国の使者が持ってきた依頼の書状の中に“閣下”という呼び名があり大問題に。
失礼だ!首を切れ!とイ・ウォニク(吏曹判書)たちが激怒し、
他国の使者を切ってはなりません!と反対するイ・ドキョン(礼曹参判)。
このときの依頼は“征明假道=(明との戦のために朝鮮の道を貸して)”でした。
イ・スンシン、イ・イル、シン・リブなどを全国へ配置し有事に備えていた宣祖が
ある日、血を吐いて倒れてしまいました。ここで医師ホ・ジュンが登場します。
急を要する症状ではないものの、再び世子の件が議論されることになりました。
左相チョン・チョルは「当然長男」、領相イ・サネは「臨海君はNG」と考えてます。
信城君の支持名簿に載った人物が次々に殺害され、役所の人間も襲われます。
これで謀反にこじつけて始末できるわ!とほくそえむヤンファダン。
兄キム・ゴンニャンは部下ユッカに命じて刺客(イ・ハンミン)を待ち伏せさせます。
毒針が刺さったイ・ハンミンが逃げ込んだのは、ある両班家の少女の部屋でした。
スポンサード リンク
すぐ後のところで、ヤンファダンは女官だったところを宣祖の目に留まり
側室になったとありました(であれば、今の貴人の地位はすごい出世で
すね!)。でも昌ひんといい、孫が王になっても、「~王后」とは追号され
ないんですね。ひんが最高位で。基準が気になります。
>「女人天下」シムトゥン
これは気づきませんでした。30話くらいにはもう出ている人ですか?
シムトゥン、女人天下で探してみなくては。「王の女」でも。
イ・ハンミン、そのルックスといい、ちゃちいワイヤーアクションに、第一
話冒頭からぶったまげました。「これ『王の女』だよね?間違ったのを
みてるわけじゃないよね?」と・・。強そうに見えないし。
このあと、ある人物の意外に王の聖恩を受けたことがあるとわかったり、
>長年王妃と交わらなかったのは宣祖、
というストレートなせりふが出てきたり、このドラマはやめられません^^