第35話「恐ろしい陰謀」
ときは光海4年。
世子チルは父親の女人ケトン(キム尚宮)のことを王妃(ユ氏)に非難し
王妃は怒って世子にお仕置きをしていました。
大妃(宣祖の王妃)は嫡流の永昌大君が王になれないのを悔やんでおり、
キム・ジェナム(大妃父)は先王の墓参りをしたいと光海君に頼めと言います。
墓参りには、息子の光海君が同行するのがしきたり。
宮殿外で王を襲う陰謀だとケトンは見抜きますが、光海君は信じません。
今度は王妃に訴えても焼きもちまじりに否定され、女二人はひそかに対決。
その気になれば“陰の王”にもなれるのに!とケトンは憤慨します。
イ・イチョムは墓参り計画を聞いた途端に大変だ!と謀反の可能性に気づきました。
その頃、無倫堂(名士の妾の息子7人)がホン・ギルトンの真似をして人を襲い、
ホ・ギュンを王にするための軍資金を集めていました。
ところがあっさり逮捕され、投獄。イ・イチョムは捕盗庁の大将を抱き込み、
無倫堂の一味にキム・ジェナム(大妃父)の指示だったと自白させます。
友達のホ・ギュンも助けることになるので一石二鳥♪なわけですね。
こうして、癸丑獄事(ケチュクオクサ)が起りました。
無倫堂の面々は厳しい拷問の末、死亡。
大妃の父であるキム・ジェナムの命は助けるつもりだった光海君に
チョン・イノンとイ・イチョムが強引に迫り、死罪へと持ち込みます。
病のヤンファダンは王室に近づくなと息子に命じ、
ユ・ヒブン(王妃ユ氏兄)はイ・イチョムに手柄をとられたと拗ねてます。
父が死罪となったと知った大妃は、怒りのあまり卒倒するのでした。
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