第16話「不始末」
王妃に誘われて昼食をともにしたケトンは失礼発言をぶちかましています。
懐妊中のヤンファダンには松の実粥を差し入れ、毒入りか?と言われて喧嘩。
しかし反省したのか、信城君を亡くしたヤンファダンを慰めろと宣祖に進言します。
のこのこ訪れた宣祖にヤンファダンはケトンの悪口を言い、怒られます。
王妃とピョン尚宮は、これはケトンの計算ずくの行動だと噂するのでした。
生娘遊女カンアとクォン・ピルはチョン・チョルの粗末な墓へ行きます。
そこへ臨海君がきて(チョン・チョルは臨海君を推していた人なので)
必ず迎えに来るから今日はお参りしないと墓に話して去りました。
ここでカンアと恋に落ちればおもしろかったのに、何もありませんでしたね。
クォン・ピルとカンアが結ばれるより、臨海君とのほうがいい!
明のイ・ヨソンは朝鮮を無視して倭と和平交渉を始めていました。
宣祖は激怒し、戦況を好転させようと宣祖と大臣だけ漢陽に帰還することになり、
王族たちは別れの晩餐をともにします。(お手つきなのにケトンは呼ばれません)
その席に膳を運び入れたケトンは宣祖の前でこぼしてしまいました。
義州(ウイジュ)を出る前、王妃とヤンファダンは珍しく意見が一致し、
先日の粗相を不敬罪だとしてケトンの追放を決定します。
宣祖は都へ戻ったらケトンに官位を授けると言っており、
仮宮での立場は女官のままだったので簡単に追放できたようです。
ケトンは二人に反抗し、いつかは宮殿に戻ると言い捨てて出て行きます。
女官長のヤン尚宮はお金を渡し、また宮殿で会おうと声をかけました。
嬪宮はケトンに手紙を預け、身を寄せる先を教えます。
壬辰倭乱から一年半後、宣祖が都・漢陽に戻りました。
月山大君(成宗の兄ですね)の旧宅に臨時の大殿を設置して政治を行います。
二人の王子、臨海君と光海君も都へ入り、父子は再会。
ところが宣祖は臨海君だけに言葉をかけて褒めちぎるのでした。
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