第37話「国王の裁き」
先王宣祖の嫡流王子である永昌大君は、8歳で亡くなってしまいました。
大妃は明に使いを送って光海君の悪事をバラしてやると息巻き、
宮殿の片隅で呪いかけ始めます。
ケトン(キム尚宮)は光海君から白唐衣を贈られてウキウキ。
白唐衣とは、王妃や後宮に授ける特別な衣装のことだそうです。
そんなケトンは大妃の動きを光海君に伝え、各居(別々に住むこと)をすすめました。
こうして慶運宮(キョンウングン=壬辰倭乱当時の仮宮・月山大君の私邸)で
事実上幽閉されることになった大妃。本当に悔しそうです。
これに反対したイ・ウォニクは追放されてしまいました。
クォン・ピルを覚えていますか?
もと左議政チョン・チョルの一番弟子で生娘遊女カンアと旅した学者です。
彼が久しぶりに登場し、宮殿の前で太鼓を叩き続けて(今なら騒音公害)
光海君との謁見を果たします。そして永昌大君は病死でなく謀殺だと主張。
光海君は驚き、江華島の留守(ユス)を尋問することになりました。
宮中で久しぶりに再会するクォン・ピルとケトン。
今や“九尾の妖狐”として国中に知られる存在となったケトンは
詩を読んで高尚なふりをして他人を批判してばかりだとクォン・ピルを責め、
カンアを一度は抱きましたか?死ぬ前に叶えておけばよかったのにと言います。
永昌大君謀殺の首謀者の疑いをかけられたイ・イチョムが投獄されると、
イ・イチョムをかばうためにチョン・イノンは自分が命令したと光海君に申し出、
“汚れた水に足をつける役”を果たしたのだとケトンの言葉を借りて説明しました。
ケトンは兵を動かして(すごい)、クォン・ピルの家にある詩を押収。
光海君は押収したクォン・ピルの宮柳詩に激怒します。
クォン・ピルは流刑される途中に亡くなってしまいました。
大妃は永昌大君謀殺の罪も暴けないと悲嘆にくれ、西宮で首を吊ります。
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このあたり、光海君の在位40年を一気にやっているから
展開が早いですね!うめ子さまのレビューでやっと思い出す・
理解することも多いです!
>宮殿の片隅で呪いかけ始めます。
>大妃は西宮で首を吊ります。
ほかの俳優さんもそうですがお若いので、ここもなんだか軽く
感じちゃいました・・。なんだかこの大妃さま、うまく説明できない
のですが、首吊りしても絶対成功しないタイプ(騒いでみんなに
とめてもらっちゃうタイプ?)とか、本気で吊る気があるのか微妙
なタイプ(短絡的、ヒステリー?)に思えてならない私です。
息子が殺されたことはないので私の想像力不足かもしれませんが、
ドラマの登場人物としては大妃にはそんな印象があります。
端的にいうと好きじゃないというだけですが(すみませんー)。
>生娘遊女カンアと旅した学者です。
>宮殿の前で太鼓を叩き続けて(今なら騒音公害)
うるさかったですね!夜に音量を落としてみていたので余計に
驚きましたよ(笑)。彼はこのエピソード(永昌大君謀殺を訴える)
のためにはじめいたんだなーと納得しました。話数があればもっと
詳しく見てかったです^^
>今や“九尾の妖狐”として国中に知られる存在となったケトンは
>カンアを一度は抱きましたか?死ぬ前に叶えておけばよかった
>ケトンは兵を動かして(すごい)、クォン・ピルの家にある詩を押収。
>クォン・ピルは流刑される途中に亡くなってしまいました。
カンアって死んじゃったんでしたっけ?(理解不足な私・・)
私もまあ同じ思いでしたが、ケトンの言い方が意地悪だったな(笑)。
ケトン、こんなに面白いのに、ほかの悪女(文定王后、ナンジョン、張
禧嬪、オウゥルドン等)より資料が見つけにくいのが残念です。兵も
動かす後宮(しかも親子二代に侍る)、すごいです。
別コメントからで恐縮ですが、中宗初代王妃の廃妃シン氏、おばさん
は燕山君の王妃なんですよ!なので二人とも「廃妃シン氏」と書かれ
ますが、中宗のシン氏は復位したから端敬王后とも呼ばれるけど、
おばさん(父の姉妹)のほうは復位していないので「廃妃シン氏」の
まま・・。なんかかわいそうです。このおば・姪は悲運!
(ご存知な上に話題がズレてすみません・・)。
でも中宗がたまに(顔は合わせられずとも)シン氏のおうちに寄って
いたのは嬉しいですよね。私もそこで会っちゃえばいいのにーと思い
ますー