王妃シン氏が攻略ワード“親孝行”を持ち出して懇願して燕山君を鎮静させるも、
母上のためには泣かなかったくせに!と尚宮たちに怒りながら退室しました。
息絶えたチョン貴人とオム昭容は、ムシロ担架で運ばれていきます。
母上の事件に関わった者すべてを捕らえよ!とビクつく重臣らに指示する燕山君。
賜薬を運んだ代房(テバン)承旨イ・セジャはみずから命を断てと命じられ、
義禁府の長イ・グクキュンはとりあえず謹慎させられることになり、
賜薬を手渡した内侍キム・スンソンは燕山君みずからが首を切ると命令。
燕山君はさらに当時の記録を読み、ユン・ピルソンの財産没収を言い渡し、
当時の重臣ハン・ミョンフェ、シム・フェ、チョン・チャンソンらには
功臣の位牌没収と遺体にひどいことしちゃう刑(剖棺斬屍)を処し、
高齢を理由に朝廷に出なかったチョン・インジを庶民に落とし葬儀をやり直させ、
当時の承旨だった現・領議政ソン・ジュンも捕らえさせました。
大王大妃(仁粹大妃)に復讐するまではまだまだです!と祈り続ける廃妃母シン氏。
その大王大妃はすっかり魂が抜けたかのように脱力状態で過ごしており、
提調尚宮を退いたチェ尚宮がおつかえしています(現・提調尚宮はパク尚宮)。
チョン&オムの盛大な葬儀を願うも、王はすでに服喪を禁じていました。
建国以来二度目の士禍であるこの甲子士禍(カプチャサファ)の対象者は数百人。
燕山君が大王大妃との争いに完勝しもっとも強大な王権を握ったともいえました。
この後人事が刷新され、領議政ユ・スン、兵曹判書イム・サホン、左議政ホ・チム、
右議政パク・スンジル(実力以上の大出世だそう)という顔ぶれになります。
墓参りに同行するのを嫌がっていた王妃が母イ氏に促されてしぶしぶ承諾。
大妃(貞顕王后)も晋城(チンソン)大君も燕山君に気を遣い度MAXで対応します。
そのお墓参りには祖母シン氏やチャン・ノクス(張緑水)も同行。
不便な場所にあり荒れ果てたお墓に燕山君の怒りが再び募りました。
祈りまくるシン氏を見てざーとらしく涙を拭うノクスを冷たい目で見つめる王妃。
そこへ斉安大君がお久しぶりにご登場。なんと喪服をお召しになっております。
お母様のお墓に初めてお参りするのですから喪服を着るべきです!と熱弁をふるい、
誰が持っていたのかわかりませんがあっという間に燕山君が喪服に衣装がえ。
墓の前に残って一夜を明かすことにした燕山君に斉安大君が語ります。
「夜が明けたら恨みを忘れてほしいから法度にそむいても喪服をすすめたのです。
私も王位を奪った大王大妃を恨みました。復讐は忘れて聖君になってください」。
王を裏であやつるイム・サホンと淑媛(=ノクス)に警戒感を強める王妃シン氏。
そのときノクスは懐妊中。王妃になりたい♪と大それた希望を臆面もなく話し、
晋城大君の存在が引っかかります・・・とイム・サホンと戦略を練るのでした。
スポンサード リンク