やはりお前か?伯母上との約束を破りたくなかったからお前を生かしてきたのに!と
チャン・ノクスの部屋に乗り込んできたパク・ウォンジョンに話す燕山君。
もうあなたは王じゃない!命は助けるから玉璽を差し出せ!と迫るパク・ウォンジョン。
部屋の外で虫の息になっているキム・ジャウォンを抱いておいおい泣く燕山君の姿に、
暴君として恐れられていたのがあの男か・・・?とソン・ヒアンが驚きます。
兄の失政を理由に王位を奪えない!舅(シン・スグン)も殺したくせに!と
反逆軍を前にややカッコよく演説していた晋城(チンソン)大君でしたが、
最後には大妃(貞顕王后)に促されて玉璽を受け取ることにしました。
功臣たちは夫人シン氏(後の廃妃シン氏)を即位式に呼ぶか呼ばないかでプチ揉め。
パク・ウォンジョンや武霊君ユ・ジャグァンは「逆賊の娘」だからと反対し、
領議政ユ・スンやキム・スドンらは王妃として認めなければと意見を述べます。
シン氏は家で待ちぼうけを食わされたまま即位式が行われ、中宗が誕生しました。
宮殿に集まった民の見世物にノクスを差し出しましょう♪とユ・ジャグァンが提案。
部屋に押し入ってきた男たちを、私は王の愛妾よ!と一喝してビンタしたノクスは、
お別れの時が来ました、どうかお元気で、あの世で会えたら再びお仕えします・・・と
燕山君に拝礼して去り、王の側室の私には賜薬を下してほしいと敵に願います。
けれども聞き入れられず、群集にボッコボコ&投石されて、家の蔵もすっからかん。
痛めつけられて道端に倒れたノクスをキム・ヒョソンが遠くから見つめます。
政治は中宗(晋城大君)の思い通りにはならず、功臣たちの思うがまま状態。
先王の降格も流刑も許さぬ!上王にすべし!と中宗が強く主張しても認められず、
怒って便殿を出てっちゃいました。そして夫人シン氏は今も実家で待たされたまま。
不敬な奴らです!譲歩してはだめです!と斉安(チェアン)大君が大妃に説きます。
宮殿から追われる燕山君に、白装束に着替えたパク尚宮やスグンビらが従います。
パク尚宮がてっきり寝返るのかと思っていたのでこの行動は意外でした。
かつては王妃だったシン氏と息子の太子も燕山君についていこうとしますが、
王妃には深く感謝しているが私は近く死ぬだろうから太子を頼む・・・と燕山君。
このたびの反正で三人の兄を粛清されたシン氏は哀れな孤立無援状態となり、
三人で暮らしたい!王の温情をお忘れですか?と大妃と中宗に泣き叫んで頼みます。
その望みを聞いてやりたくても、大妃にも中宗にもその力はないのです。
宮殿からの道を徒歩でてくてく進んでいると、斉安大君が近寄ってきました。
王位を奪われた伯父上なら私の気持ちは痛いほどご存じでしょうと燕山君は笑い、
晋城のことを頼みます・・・と斉安大君をぎゅっと抱きしめて別れました。
そして燕山君は、ふと目に入った道端の遺体がノクスだと知ると、
愛しそうに頬を撫でながら、小生意気だったノクスの姿を思い出すのでした。
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