上王・端宗を追い出せと譲寧(ヤンニョン)大君に説得されても世祖は頷きません。
都承旨ハン・ミョンフェは昌徳宮の出入りを禁じたことを世祖に報告しつつ、
幽閉してると思われるとまた謀反が起こるから時々一緒に行事に参加しろと提案。
お前と心は一つだからいちいち報告せず好きなようにやれと世祖が認めます。
王に「一心同体」と言われたらしい!と噂されるミョンフェは今や都で一番の権力者。
側妻ヒャンイは正妻ミン氏を、もう少し如才なくふるまってくださいよ~と教育中。
清廉潔白だった主人は袖の下を受けているの?と子供みたいな質問をするミン氏に、
あったりまえじゃないですか!袖の下も使いようです♪とヒャンイが笑って答えます。
王妃(貞熹王后)や淑嬪ホン氏(文宗側室)は上王のことを心配していますが、
あれほど庇ってきたのに甥は私を斬らせようとした!と世祖の怒りは収まりません。
父の左議政ハン・ファクが明に上王廃位の承諾をもらうはずと世子妃ハン氏に聞き、
そなたは誠に恐ろしい人間だな・・・とイヤそうな表情の世子(桃源君)。
あなたは王位を継いでくださいね♪そうすれば私たちの子も王ですから♪と
子を宿したおなかを撫でながら夫の非難をものともせずにニッコリ笑う世子妃。
とつぜん激しく咳き込んだ病弱世子を、情けなさそうな顔で世子妃が見つめます。
罪を見逃した恩やら地位保全やらをカタに重臣一同をまるっと脅してまわり
上王廃位を願い出させる手はずを整えたハン・ミョンフェですが、
吏曹判書クォン・ラムと兵曹判書シン・スクチュは汚れ仕事から遠ざけています。
世子妃の父で謝恩使として明へ赴いていた左議政ハン・ファクは清州出身。
高麗(コリョ)の侍中(シジュン)ハン・ガンの子孫でした。
姉は明の皇帝・永楽帝の側室で皇帝のそばで仕えたこともあり、
外賓を接待する光禄寺少卿(クァンノクシソギョン)に任じられたそうです。
そのハン・ファクが明からの帰途に息を引き取り、世祖は衝撃に包まれました。
役人が鴨緑江(アムノッカン)で棺を迎え、ハン・ミョンフェも付き添います。
ハン・ファクには3人の息子がいましたが(いたんですね~!びっくり!)
傑出していたのは後に仁粹(インス)大妃となり権力を手にする世子妃だったとか。
当の世子妃はなぐさめてくれる王妃に「父が案じていた孫の行く末」を持ち出し
上王の存在が脅威であることをすかさずアピールして姉の桂陽君夫人とニヤリ。
従兄弟ハン・チヒョンが父の遺言を聞けなかったと知ると机バンバンとお怒りです。
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ヒャンイは美人じゃないけど存在感ありますね。
彼女を見出した桂陽君夫人も出番が増えましたし。
近所に住んでたら嫌だけど、結構好きです。