王族でありながら国事に携わったことを詫び、粛清は忠心からだったと説明し、
どうか辞職を認めて親政をおこなってくださいという文に端宗は大泣き。
王妃(定順王后)は夜更けに辞職上書を持ってきた都承旨シン・スクチュを責め、
自分から辞職するような人ではない!と説得するも、端宗は籠を用意させます。
首陽(スヤン)大君の家へ急ごうとする端宗を止めたのは、恵嬪ヤン氏。
そんなに首陽大君が好きなら私が宮殿を出ます・・・と髪を切ろうとすると、
お祖母様の言うとおりにしますから!と恵嬪に泣いて謝る端宗でした。
翌日になって宮殿から使いが来たことで、嫁ハン氏は宮殿での経緯を察します。
義父上は今日中に登庁なさらねばなりません!と作戦を話すハン氏を
桃源君(トウォングン)がまた嫌がっていますが、その通りよ!とユン氏まで同調。
自分のために端宗が涙を流したと知った首陽大君は静かに高笑いしています。
オム・ジャチ内官に門を閉められて宮殿に入れなかった譲寧(ヤンニョン)大君は
左議政チョン・インジや吏曹判書チョン・チャンソンらを怒鳴りつけ、
首陽大君を表舞台に戻すべき!と弟の孝寧(ヒョリョン)大君に話しました。
嫡男継承の原則に従うべきで首陽には王になる名分がないと孝寧大君は反対です。
キム・ジルによると集賢殿は錦城(クムソン)大君の主張を支持しているそうで、
“今の首陽大君はかつてのキム・ジョンソと同じ”だと義父チャンソンに話します。
ここらで一歩譲るべきだと王妃父ソン・ヒョンスが娘を説得しますが、
首陽大君の野心を疑いまくっている王妃は辞職させたくてたまりません。
もちろん錦城大君も辞職を求め、クォン・ラムは譲寧大君に協力を要請します。
悩み続ける端宗に、チョン・ギュン内官が首陽大君の言葉を伝えました。
「殿下を恨んだことはありません、毎日のように殿下のご健勝を祈っています、
どうか殿下のお気に召すままになさってください・・・」。
叔父を助ける道はないと端宗が泣く夜、首陽大君が落ち武者姿に変身しました。
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