多数の側室と28人の子供をもうけた成宗が危篤になったのは38歳のときでした。
規則正しい生活を送ってきたものの、ひとたび倒れるとたちまち悪化したとか。
成宗の手を握る世子ユンは、父が寵愛する鹿を蹴って怒られたことを思い出し、
自分を見つめる父と母と祖母の視線に愛情がなかったことを嘆いています。
今後に備えて世子の立場を確約したほうがいいとすすめる左賛成ハン・チヒョン。
殿下は100歳まで生きるから大丈夫!と仁粹(インス)大妃は反論して確約せず、
死ぬ前に世子の冊立を強く願った大王大妃(貞熹王后)を忌々しく回想すると
晋城(チンソン)大君(貞顕王后息子)を呼んで一緒にごはんを食べます。
世子でなく晋城大君を王にしましょ♪と言い寄ってくるチョン貴人&オム貴人を、
今の言葉は聞かなかったことにします!と貞顕王后がピシャリと戒めました。
世子妃シン氏の父スンソンと兄スグンは世子が無事に即位できるかを気にしますが、
祖母から疎まれている自分にどうせ王位は継げないと投げやりな世子。
賜薬を下されたと噂される父の二人目の妻が自分の母ではないかと疑っており、
キム・ジャウォン内官を脅しつけて当時の事情を聞きだして全てを理解します。
母上を本来の座に戻してみせます・・・!と世子がひそかに誓いました。
私は前世でそんなに罪深い人間だったのか・・・と病床の成宗の前で泣く大妃。
前世というより現世で罪深いことをしたような気がしますが、気のせいですね♪
大臣たちが仁粹大妃の動きに注目する中、成宗が快復して起き上がりました。
成宗に会いに行こうとして大殿の前で世子ユンとばったり会った大妃は、
息子なら病気の父に付き添うべきでしょっ?とギロリと睨んで叱りつけます。
一晩中付き添われていたのです・・・とキム・チョソン内官がフォローすると、
世子に聞いたのになんでお前が答えるのだ!?とさらに怒鳴るのでした。
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