自分には親政する力が備わっていないから波風は立てたくないと承旨に話す成宗。
どうせ院相(ウォンサン)や勲旧大臣が反対するだろう・・・とも予測しています。
もう親政できるお年なのですから早くすべきです!と訴える右副承旨イム・サホン。
学者出身の左副承旨ヒョン・ソッキュはイム・サホンとは違い慎重な構えを示すと、
左議政ハン・ミョンフェ(上党君)の配下でない人材を成宗に推薦するのでした。
成宗が信頼する改革派の中心人物であるヒョン・ソッキュの字は徳璋(トクチャン)、
昌原(チャンウォン)出身で左参賛(チャチャムチャン)ヒョン・ヒョセンの息子です。
仲間のホ・ジョンは高麗(コリョ)の侍中(シジュン)ホ・ゴンの子孫であり、
後に廃妃問題が起こったとき中国皇帝の故事を挙げてただ一人反対した剛直な人。
おおらかな性格で流麗な文体を誇るもののちょっぴり軽薄なのがソン・イムで、
字は重卿(チュンギョン)、知中枢府事(チチュンチュブサ)ソン・ヨンジュの子です。
聡明かつ温和なチェ・スはそんな仲間たちの間を取り持つのが得意だったとか。
達筆で文武両道でイケメンと噂のチョン・ナンジョン(!)の字は国馨(クッキョン)、
号は虚白堂(ホベクタン)で、晋州牧使(チンジュモクサ)チョン・サの子でした。
対して、後に甲子士禍を起こすイム・サホンは元礼曹判書イム・ウォンジュンの子。
二人の息子がそれぞれに王の娘をめとったため、外戚として権勢を極めた人です。
(その嫁は、睿宗娘・顕粛(ヒョンスク)公主と成宗娘・徽淑(フィスク)翁主)
殿下が仁粹(インス)大妃から乳離れするまで親政はさせん!とハン・ミョンフェ。
親政を議題にも出せない領議政チョン・チャンソン(蓬原君)にイラつく仁粹大妃は、
王妃は誰にします?(=一人前だから親政させろ!)と大王大妃(貞熹王后)に迫り、
親政させたくてうずうずしている嫁に大王大妃が「摂政の件は少し待ってね」と言うと、
は?何のことですか?なぜ摂政をやめるのです?と仁粹大妃がしらばっくれてます。
(後で大王大妃が「仁粹がこわくて長生きできそうもない」と尚宮に笑ってました)
大王大妃は家柄のよいユン・ホの娘(=ユン淑儀)がお気に入りのようですが、
元都承旨ユン・ピルサンと親戚だから外戚がのさばりそうで嫌です~と仁粹大妃。
ってことでチョン貴人を次の王妃にしましょうという結論になりました。
世渡り上手なイム尚宮がさっそくチョン貴人に親切にしてあげていますよ。
今回は大人になった月山大君(仁粹大妃に冷遇され中)や夫人パク氏のほか、
逞しめ体型のおばちゃんになった王大妃(安順王后)と斉安大君@11歳も登場。
そして大殿に仕える有名なキム・チョソン内官も出てきましたよ~。
成宗とユン淑儀(ユン・ギギョンの娘@腹黒)の昼下がりのイチャイチャタイムを
仁粹大妃の突然の襲来から機転をきかせて守ってやっています。
そんな折、大王大妃の摂政を批判する匿名書が貼られるという大事件が起こります。
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