軍人あがりの右議政キム・ジョンソは勝手に軍を動かして都の警備を強化し
さらに宦官を警備からはずさせて内禁衛を配置しようとしていました。
以前キムは宦官を重用する文宗に議政府署事制を提案して怒らせたことがあり、
そのとき強い語調で王が放った言葉は「世子を守れるか?」というものでした。
「私は弟(首陽大君)より劣っている、今は世子を守ることしか頭にない・・・」
という文宗のつぶやきを知るオム・ジャチは、ホン貴人を世子の後見人にと企むも、
ボクの母は顕徳王后で育ての親は恵嬪ヤン氏だ!と世子に拒まれました。
その恵嬪ヤン氏はキム・ジョンソと連絡を取り合っているようですね。
先王・世宗の兄である譲寧(ヤンニョン)大君は王族を集結させていました。
安平大君は、「首陽をたてて従え」という策士イ・ヒョルロの助言を胸に出席。
譲寧大君は王族を率い、都承旨カン・メンギョンを振り切って大殿へ行きますが、
王は単なる胃もたれだとオム・ジャチ内官に説明されてムカーーッとお怒り。
イ氏の築き上げた国が奪われようとしているのだ!と体裁も考えず座り込みました。
領議政ファンボ・インは対策を講じず、兵曹判書ミン・シンが大臣を率いて大殿へ。
その群れに加わらないのは、工曹判書チョン・インジと吏曹判書イ・サチョルです。
王命もないのに内禁衛(ネグミ)が動いている!と集賢殿に集う学者たち。
(「大王世宗」に出てきた学士シン・スクチュとソン・サンムンの姿もあります)
世子様を守るために顧命(コミョン)は我々が受けなければ!と息巻く彼らを、
学者が政治に口をだすな!と集賢殿出身のチョン・インジが叱ると、
そう言いつつも学者のあなたが今や工曹判書ですよね?と言い返され、
世宗は学者を政治から遠ざけた、学者を汚すのは自分で十分・・・と答えます。
王族会議に出席してない首陽大君邸では、使用人イム・ウンが馬をお手入れ中。
首陽大君は、病気の母に飴をあげられなかったと泣く兄・文宗を回想しています。
息子・桃源君の妻ハン氏はそんなセンチメンタル中の義父にお茶を出しに行き、
世子を守れるのは義父上だけ!キム・ジョンソの天下になる!とけしかけました。
「世宗から多大な恩恵を受けたから現王は王の器でないと思いつつも尽くした、
あなたのほうが世子の脅威じゃないか?」というキム・ジョンソの言葉や、
「自分の死後は弟が守ってくれる」と話す兄を回顧し、首陽大君が宮殿へ行きます。
大殿の前では、王族・大臣・学者の3軍団が座り込みして門の開放を願っています。
やがて門が開かれ、領議政&右議政、首陽&譲寧大君が寝所前に呼ばれました。
チョナ~!と叫び続ける首陽大君をキム・ジョンソがじーーっと見つめていますよ。
世子の名を呼んで生死の境をさまよう文宗は、世子と会えないまま崩御しました。
寛容かつ実直で、冗談を好まず、酒色にも興味がなく、一男二女をもうけたそうです。
このとき文宗は39歳という若さで、のこされた世子はわずか12歳でした・・・。
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端宗の生母の前の2人は何とも言えないです苦笑
安平大君って書家としてイサンが模範にしてたぐらいの人なんですよね!
ヘスさんのヒジェと全く違う演技ですごく達者な方だと思いました。