粛正する気マンマンの仁粹大妃が、大司憲ユン・ゲギョムに名簿の説明をします。
印が一つの者は賄賂を貰っただけなので叱責、印二つは利権絡みの収賄なので罷免、
印が三つの者は民に非難される汚吏なので徹底的に追及して財産没収よ!と。
重臣たちの名がずらりと並んだその名簿に恐れをなす常識人ゲギョム。
帰宅すると父サフンに、領議政とユン氏一族の名前はなかったと報告しました。
仁粹大妃との和解をノ・サシンにすすめられたハン・ミョンフェ(上党君)は、
今度は向こうが譲る番だ!粋嬪はオレのおかげで大妃になれたんだ!と断固拒否。
ほんっとに仁粹大妃とミョンフェは似た者どうしですねえ~。
仁粹大妃は粛正しながら同時に財政難を乗り越えるつもりでした。
従兄ハン・チヒョンにこっそり財産を差し出せば見逃してもらえるとの噂が流れ、
実際にキム・ジルは数万町歩もの田畑を献上してお目こぼししてもらっていますよ。
そんな中、ついにユ・ジャグァン(武霊君)がミョンフェの弾劾上書を出しました。
義父を罰するなどできない!私は徳で治める!とミョンフェを追及したがらない成宗。
ミョンフェは成宗を魯山君(端宗)にたとえて侮りました!と力説するジャグァン。
しかしジャグァンを軽蔑している成宗にはいつもの卑しい舌先三寸は通用せず、
その程度の失言じゃ処罰できないねフン!とけんもほろろにあしらわれました。
右副承旨イム・サホンは弁が立つジャグァンに目をとめたもようです。
武霊君とは別に、左副承旨ヒョン・ソッキュ一派もミョンフェ弾劾の上書を続々と提出。
困り果てる成宗を見かねたキム・チョソン内官がミョンフェ宅を訪問しました。
仁粹大妃に謝ってくださいと言われたミョンフェは相変らず謝罪を嫌がります。
それでも和解させたいヒャンイは月山大君夫人パク氏にくっついて宮殿へ入り込み
久しぶりに会った仁粹大妃にハン家の財産を差し出すも受け取ってもらえません。
側女に機嫌を取らせず自分で謝りに来ればいいのに!と大妃がムカつき中です。
ユン淑儀の懐妊を知り迷わず王妃に冊立したがる大王大妃(貞熹王后)に、
息子が生まれる保証はないし国母の器ではないと仁粹大妃が反対。
側室が懐妊するたびに王妃にするのですか?と成宗にもしっかり釘をさし、
息子を産んだら考えるからその前に強い君主になれとミョンフェ追放を要求。
成宗が嫌がると、情けない!育て方を間違えました!と怒ってふくれるのでした。
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