助けてやるから関与した者の名を言え!と世祖に迫られたパク・ペンニョンは
父親の名前まで挙げて仲間一覧を暴露しますが絶対に上王の名を出さず、
癸酉靖難(ケユジョンナン)の首陽みたく上王には事後報告する予定だった!
お前ら以外は町の民も子供もぜーんぶ俺たちの仲間だぜい!と罵ります。
自分の正統性がウィークポイントの世祖ったらよせばいいのに、
キム氏が王権を奪えば泥棒だがイ氏の子供が王位についてなぜ悪い?と質問。
昌徳宮に俺らの父(王)がいるのになぜ義父のお前を敬える?と論破され、
首陽はよほどやましいのだな!とソン・スンにも嘲笑されちゃいました。
有能な学者の処分について兵曹判書シン・スクチュの前で悩むフリをする世祖。
慈悲深いだけでは聖君になれない!世宗の治世は太宗の粛清のおかげ!と
考えている譲寧大君はクォン・ジャシン(端宗叔父)の逮捕をすすめます。
ちょうど来訪した上王・端宗を「よくも来られたものだ!」と罵る譲寧大君を、
まあまあまあ帰りましょう兄上・・・と穏やかな孝寧大君が促して退室します。
クォン・ジャシンの救命を願う端宗に、世祖が事情をやさしい口調で尋ねると、
端宗は集賢殿の学者とクォン・ジャシンのつながりを話しました。
府院君ソン・ヒョンスはそれを知ってたの?とすかさず確認する世祖に、
上王にしてくれた叔父上を裏切ってはならぬと義父上は止めました!と端宗。
端宗はソン・ヒョンスと引き換えにクォン・ジャシンを差し出すことになります。
ソン・ヒョンスを捕えるべきだった!とハン・ミョンフェは悔しがりました。
『朝鮮王朝実録』によると、左承旨がソン・サンムンから得た自白は、
「上王は計画のことを知っており当日朝にクォン・ジャシンに宝剣を渡した」。
けれどもナレーションオジサマによるとその告白は腑に落ちないそうです。
なぜなら死六臣が一昼夜にわたり拷問されたのは関与を認めなかったから。
だからこそこの事件のときには端宗を廃位できず、一年近く経ってから
魯山君(ノサングン)に降格し寧越(ヨンウォル)に流罪にしたのだとか。
『実録』は勝者の記録である・・・とオジサマが教えてくれました。
端宗が宝剣を与えたというソン・サンムンの告白に、世祖は泣きながら大笑い。
上王を助けて決着させるつもりです!とハン・ミョンフェが譲寧大君に伝えると、
ワシが片をつける!とまた譲寧大君が宮殿に乗り込んで世祖に訴えました。
「廃位できないなら復位させて補佐に徹しろ!でないともっと多くの血が流れる!」
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