でかしたことに世子妃ハン氏はまた王子をご出産~。世祖一家が喜びに包まれます。
まだ7歳の海陽(ヘヤン)大君(後の睿宗)も一家団欒に同席していますが、
どう見ても熟年夫婦の世祖と王妃(貞熹王后)の息子には思えませんね。
世子は少し快復。縁起の悪い昌徳宮から景福宮に移れと世祖が命じます。
魯山君(ノサングン)を生かしておくな!と相変らずな譲寧(ヤンニョン)大君。
ちゃんと仕事しろよ!と都承旨ハン・ミョンフェに紙の束を投げつけて帰ります。
なんとそれは浄業院(チョンオボン)に貼られていた世祖を呪うお札の束でした。
その浄業院では、郡夫人に降格されたソン氏(定順王后)が暮らしています。
魯山君(ノサングン)が暮らす寧越(ヨンウォル)の清冷浦(チョンニョンポ)は
三方を川に囲まれて目の前には絶壁がある、孤島のような天然の監獄。
月の夜は、ソン氏と交わした約束どおり、同じ月を眺めてお互いを思っています。
やさしいパク尚宮がお仕えしているんですね。ちょっと安心しました・・・。
この寂しい地で魯山君は都のほうを眺めて誰かを思い出しているようすだったとか。
魯山君が山に登って彼が積んだ石は望郷塔(マンヒャンタブ)と呼ばれており、
端宗遺址碑閣(タンジョンユジビガク)や観音松(クァヌムソン)、
魯山台(ノサンデ)、清冷浦禁標碑(チョンニョンボクンピョビ)なども残され、
「宮殿を去った恨み深き一羽の鳥 寄り添う影もなく孤独に青山を彷徨う
幾夜過ぎようとも眠りにつけず 幾年過ぎようとも恨み尽きることなし
ホトトギスの鳴き声途絶えた暁の山頂に 月光白々と輝く
春の谷 散る花だけが血をまいた如く赤し 天の耳遠くわが切なき哀願天に届かず
愁いに沈むわれ一人耳澄ますばかりなり」という詩も詠みました。
錦城大君の流刑地が慶尚北道(キョンサンブクド)の順興(スヌン)に変わりました。
手下の順興府使イ・ボフムが届けた魯山君の詩を読んでワナワナと震えています。
順興の兵を使って魯山君を救い世祖を攻める計画を立て、檄文を用意します。
その外で錦城大君下女クミョンがイチャついているのは、イ・ボフムの下人イ・ドン。
イ・ドンは奴婢の身分を脱したいと考えています。なんかやらかしますね~。
呪いのお札の罪を問われたのか(?)ソン・ヒョンスが百叩きの刑に処され、
夫人と幼い娘ともども遠地で官奴にされることになりました。可哀想です・・・
そしてハン・ミョンフェが吏曹判書に大出世!(前吏判クォン・ラムは判中枢院事に)
自分の死後も磐石にするために裏切り者予備軍を一掃せよ!と世祖が命令します。
チョン・チャンソン、イ・ゲジョン、カン・メンギョン、チェ・ハンはその人事に反発。
ワシはそろそろ辞職するでよ~と領議政チョン・インジがいち抜けた宣言です。
夫の出世に妻ミン氏は浮かぬ顔。民に嫌われてほしくないと思っているからです。
憎まれ役上等!なハン・ミョンフェは、汚れ仕事ができないお前らは口出すなよ!と、
病弱な世子と幼い海陽大君の危うさをシン・シクチュとクォン・ラムに語るのでした。
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