報復される恐れがあるので世継ぎを世子にはできません!と成宗に言い渡し、
王妃ユン氏の嫉妬や品行をののしりまくる仁粹(インス)大妃。
世継ぎの嫡廃だけはやめてください・・・と成宗が泣いて懇願すると、
この国の王は殿下ですから好きになされば?ハンッ!とエラそうに言い放ちました。
大妃いわく「私怨じゃない」そうですが、私にはとてもそうは思えません・・・
王妃様はそれほど悪いことしてませんよと承旨二人に言われて成宗はひと安心。
けれども大妃の顔色をうかがってばかりいる臣下たちの動きを気にかけ、
そのうち母上に王妃を許してもらおうと考えていた・・・と打ち明けます。
実は大妃は重臣たちに王妃をかばわせないために世子NG発言をしただけでした。
世継ぎを救うかわりに王妃を嬪に降格しては?と従兄ハン・チヒョンが提案。
王妃を追い出すつもりだった大妃はしぶしぶ納得して事態収拾を任せます。
ハン・チヒョンはハン・ミョンフェ(上党君)や孝寧大君を説得してまわると
王妃を嬪に降格してお世継ぎを守りましょう・・・と成宗に持ちかけました。
嫉妬がそんなに大罪ですか?むごすぎる!と成宗が涙を流したと知った大妃が、
希代の悪妻なのに!王妃を庇うなら私が宮殿を出ます!と怒ってます。
悩みつづける成宗の前で、学者連中は王妃を擁護。ユン・ピルサンは王妃を批判。
王妃を嬪にして実家に住まわせようと思う・・・と成宗が重臣たちに問います。
お世継ぎの母親ですし嬪なのですから実家ではなく離宮に住ませるべきですと
領議政チョン・チャンソン、右賛成ホン・ウン、孝寧大君が意見を述べると、
王妃を嬪にして寿康宮(スガングン)に移すという王命を成宗がついに下しました。
私が至らぬせいです・・・と後で都承旨ヒョン・ソッキュが泣いて王に詫びます。
平民にされなかっただけでも感謝しなさいよ!大殿別監に引きずらせるわよ!と
王妃が号泣して抵抗しまくっていると聞いた大妃が頬を膨らませて激怒。
何も今日引っ越させなくても・・・と気の毒がる王大妃(安順王后)の横で、
この大変な事態に大王大妃(貞熹王后)がただただ言葉を失っています。
大妃の権勢もいつまでも続かないと右承旨イム・サホンに説かれて部屋を出る王妃。
いじわるーく偵察に来ていたチョン貴人&オム貴人とバチバチとにらみ合うと
オエーオエーと吐き気をもよおした後で寿康宮へと向かいました。
無人の中宮殿で成宗が泣き、大妃は高笑いをかましながら、夜が更けていきます。
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